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米国環境保護庁(EPA)が、新構想の実現に向けてAVLを正式採用【エイヴィエルジャパン】
米国環境保護庁(EPA)による自動車電動化の規格の確立、及び新たな自動車排ガス試験の実施に向け、そのパートナーとしてAVLが正式採用されました。
電動化へと向かう自動車業界をリード
米国での自動車の電動化において、オバマ大統領は2015年までに100万台の電気自動車を走らせるという目標を掲げています。その実現には、自動車の電気化規格の確立が急務となります。
EPAはその構想の実現に向けたパートナーとして、パワートレインに関する高度な専門技術とトータルなソリューションで、欧州を中心に信頼の実績を誇るAVLを採用。
AVLでは、バッテリー・レベルでマニューバ・ベースの試験が行えるリアルタイム・シミュレーション・プラットフォームAVL InMotionTM とバッテリー・テスト・システム e-Storage TesterTM の提供をはじめ、バッテリー試験における信頼のパートナーとしてさまざまな付加価値を提供していくことになります。
乗用車の新排ガス試験法の計測装置を納入
EPAはまた、国立燃料排出ガス研究所(NVFEL)で実施予定の新たな自動車排ガス試験の装置をAVLに発注。低温及びSCO3排ガス試験装置として、AMA+CVS+PSS+Dual Tunnel、PUMA/iGEMのオートメーションの納入が決定しています。
これらのシステムは、米国自動車排ガス試験法として定められたEPA40CFR1065に準拠し、これを高いレベルでクリアし、CFR1066の制定へ向けて採用となりました。
これまで排ガス試験分野でEPAによって定められた技術や規格は、いずれも業界標準となっています。
基本的な排ガス試験分野に加えて、今後急速に進展する自動車の電動化に伴うバッテリー試験の分野においても、米国から欧州へ、そしてアジアへとワールドワイドなレベルで業界の基準となっていくことが予想され、AVLのシステムは、スタンダードなシステムとして広く世界に認知されていくことが期待されます。
AVLは、新たな排ガス試験方法の確立や自動車の電動化へと向かう自動車業界を、最新の技術とトータル・ソリューションの提供を通じてリードしていきます。
エイヴィエルジャパン株式会社は、5月18日から20日までパシフィコ横浜にて開催される「人とくるまのテクノロジー展2011」において、AVL InMotionTM、e-Storage TesterTM 及びAMAi60、CVSi60の実機を展示しご紹介をいたします。
エイヴィエルジャパン株式会社は国際企業グループであるAVL社の一員であり、オーストリア グラーツ市に本社を持つAVL list GmbHの100%出資の子会社です。
平成7年(1995)に設立され、セールスおよびサービスエンジニアを揃え、日本でのエンジン技術、エンジン試験システム、測定機器、先行シミュレーション技術のカスタマーサポートを行っております。
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