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テーマは”運ぶ”。「2023国際ロボット展」に出展~ミクロンからキロメートルまで、工場内外をつなぐ一貫した”搬送の自働化”を提案~【ヤマハ発動機】

2023年10月30日

  

テーマは”運ぶ”。「2023国際ロボット展」に出展
~ミクロンからキロメートルまで、工場内外をつなぐ一貫した”搬送の自働化”を提案~

  

 ヤマハ発動機株式会社は、11月29日(水)から12月2日(土)まで、東京ビッグサイトで開催される世界最大級のロボット・トレードショー「2023国際ロボット展(iREX2023)」(主催:一般社団法人日本ロボット工業会、日刊工業新聞社)に、「運ぶ(搬送)」をテーマとする各種製品やサービスを出展します。

 出展コンセプトは、昨年の出展から継続する”μ to km(ミクロン・トゥ・キロメートル)~Robotics Transportation~”。ロボティクスとモビリティの事業で豊富な実績を持つヤマハ発動機ならではの着想と技術で、リニアコンベアモジュールや小型AGV(無人搬送車)、さらには屋内外対応の自動搬送ソリューション等をコネクトした次世代搬送の新たなスタイルを提案します。


2023国際ロボット展 ヤマハ発動機ブース(イメージ)

 ロボティクスおよび知的技術は、当社の長期ビジョン「ART for Human Possibilities ~人はもっと幸せになれる~」の実現に向けて基盤と位置づける技術領域です。生産活動には直接寄与しないことから無価値とされる搬送作業や単純作業を自動化し、人がよりスマートに働くことができるソリューションを目指しています。

■2023国際ロボット展オンライン会場 ヤマハ発動機ブース
https://irex.nikkan.co.jp/booth/yamaha-motornew window
※オンライン会場の会期は11月22日(水)~12月15日(金) ※無料・事前登録
■ヤマハ発動機 国際ロボット展 特設サイト
https://www.yamaha-motor.co.jp/robot/event/2023irex/new window

  

〈出展の主旨〉

搬送が、自動化の未来を加速させる。

ヤマハ発動機は、製造業の人材不足を解決する手段として、「モノの搬送」に注目しました。 「2023国際ロボット展」では、μ単位の精密な位置決めから、装置間、工程間、工場間のkm移動まで、さまざまな環境での搬送を可能にしたソリューションを提案します。

  

〈主要出展モデル〉

ヤマハトータルソリューション ラインデモ機 (リニアコンベアモジュール「LCMR200」)
高速×循環・分岐の組み合わせでラインの生産性を大幅に高める次世代搬送プラットフォームです。リニアコンベアモジュール「LCMR200」をベースに、スカラロボット、ロボットビジョンカメラ、単軸ロボット、ピック&プレイスロボットなど、各種自社製品と組み合わせた”ALL YAMAHA”のライン設備のデモ機を初出展します。その他、「LCMR200」をベースとするデモ機を多数展示します。


LCMR200デモ機イメージ

スカラロボット パーツフィーダデモ機
ヤマハロボットビジョン「RCXiVY2+」に追加された円弧トラッキング機能*¹と、回転系パーツフィーダおよび振動系パーツフィーダ*²を組み合わせたコラボレーションデモ機です。パーツ供給工程の省人化と、より高精度なピッキング作業を両立します。
※1 ロータリーテーブルなどの回転盤に載ったワークを、スカラロボットが円弧移動で追従する機能
※2 パーツフィーダは他社製品


円弧トラッキング機能イメージ

スカラロボット クリーンタイプ 「YK-XECシリーズ」/大型タイプ <大型タイプは参考出品>
医薬品や食品等の生産現場に最適かつ、高速×低価格を実現したクリーンスカラロボット、および、自動車業界で急激に需要が高まる大型スカラロボットを展示します。会場では動作のデモを行います。


YK-XECシリーズ

組み立て型タフネスAGV・AMR 「COW-el」 〈参考出品〉
自動搬送機「COW-el」には、AGV・AMRの2つシリーズがあり、さまざまなモジュールを組み合わせることで高い汎用性を実現します。今回は、高い耐環境性を備えた「タフネスAGV」に協働ロボットを組み合わせた「協働ロボット×AGV」、コンパクトかつ静粛性に優れた「コンパクトAMR」、タフな環境で使用できる「washableAGV」をコンセプト展示します。組み合わせ次第で幅広い環境に適合できる「COW-el」は、工場というフィールドを超えて、さまざまな場面での活用が期待できます。


COW-el AGV

屋内外対応自動搬送用EV 「FG-01」
風雨や傾斜・段差のある屋外環境でも走行可能な自立型自動搬送車です。約半世紀の歴史を持つランドカーをベースに開発し、高い走破性と技術的信頼性を有します。当社がティアフォー社と設立した株式会社eve autonomyでは、FG-01にティアフォー社の自動運転技術を搭載した自動搬送サービス「eve auto」を提供しています。工場敷地内での自動運転を実現し、人手不足や安全確保などの課題解決に貢献しています。


FG-01

マウンター(表面実装機)
高速かつ高精度な作業を可能とします。これまで顕微鏡などを使って人の手で行っていた小型精密部品の作業を自動化します。ヤマハ発動機ブースでは、表面実装機「YS12」に、シールを供給するフィーダ*³とそのリールを組み合わせた高速シール貼りのデモ機を出展します。
※3 フィーダは他社製品

7軸協働ロボット 〈参考出品〉
全軸に高精度力覚センサーを備え、精密動作と高い安全性を両立しており、高精度な力覚制御を実現することができます。7軸の採用により狭いエリアでの作業が可能なほか、一般的な協働ロボットの低速動作に加え、高速動作モードも備えています。

その他 (屋内外一貫の搬送デモ/スカラロボット各種展示)
ヤマハ発動機ブースでは、自動搬送用EV「FG-01」が運んだワークを、協働ロボット×組み立て型タフネスAGV「COW-el」が受け取り、リニアコンベアモジュール「LCMR200」やスカラロボット、ビジョンシステム等で構成する検査機に投入するまでの搬送デモを実施します。また、各種のスカラロボットの展示も行います。

  

  

  

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