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多様なニーズ、マーケットに対応したガラス投写型高精細ディスプレイを開発【マクセル】
2023年8月3日
多様なニーズ、マーケットに対応したガラス投写型高精細ディスプレイを開発
マクセル独自の映像光学技術により大幅な小型化(*1)を実現
マクセル株式会社(取締役社長:中村 啓次/以下、マクセル)は、高効率なバックライトを開発し、乗用車、商用車、電車などのフロントガラスおよび、アミューズメント施設や店舗内のガラスに投写できる小型かつ、高精細なBright Mirror Display(以下、BM-Display)を開発しました。
Bright Mirror Display外観イメージ(左)、自動車での表示イメージ(中)、デジタルサイネージ(*2)での表示イメージ(右) |
マクセルは、2021年4月より乗用車向けのAR-HUD(*3)を量産しています。BM-Displayは、AR-HUDで培った高効率なバックライト技術をベースに製品の小型化(約1.3L)・軽量化(約1kg)を実現し、これまで搭載できなかった小型車両や商用車、建設車両、電車などのフロントガラスおよび、デジタルサイネージ(*2)向けとして施設内の透明ガラスに投写することができます。
自動車の場合、フロントガラスの下端部にナビゲーション、インジケータ―、警告などが表示できるため、これまでのメータなどに比べ視点移動が少なく安全性の向上が期待できます。また、従来のHUDは車両のガラスに合わせてカスタマイズが必要なため、開発期間が長く、導入コストが高くなってしまうことが課題となっていました。BM-Displayはその課題を解決すべく、高解像度化とマクセル独自の画像補正技術で製品の共通化を図り、低コスト化、開発期間の短縮を実現しました。さらに、製品の小型化を実現したことで、小型車から大型車、特殊車両まで幅広い車両への搭載が容易となりました。
また、現在トラックなど商用車への後付け対応も検討しており、速度情報、連続運転時間、休息時間などの情報を表示することで、安全性の向上をめざします。
■自動車向けBM-Display概要仕様
※デジタルサイネージ(*2)向けBM-Displayとは仕様が異なります。詳細はお問い合わせください。
BM-Displayは、透明なガラス上に高精細な映像を投影し、ガラス越しの商品を遮ることなく表示することができるため、サイネージ分野への応用が可能です。
マクセルは今後も、独自の映像光学技術で新しい価値を創生し、社会の安心安全に貢献していきます。
*1 小型化:2021年4月より量産している乗用車向けのAR-HUD比88%小型化
*2 デジタルサイネージ:表示と通信にデジタル技術を活用して平面ディスプレイなどに映像や文字を表示する情報・広告媒体
*3 AR-HUD:Augmented Reality(拡張現実) Head-Up Display
*4 セット容積:車両形状や画面サイズによりセット容積数値は変わります。
■HUDの製品ページ
https://biz.maxell.com/ja/display_equipment/ais_index.html
■製品に関するお問い合わせ先
マクセル株式会社 新事業統括本部
お問い合わせフォーム:
https://biz.maxell.com/ja/display_equipment/inquiry_form_input.html
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