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マツダ財団 2023年度の研究助成を決定
2023年9月14日
マツダ財団 2023 年度の研究助成を決定
-人びとが共に繁栄を分かち合い、心豊かに生きることのできる社会の実現を願って-
公益財団法人マツダ財団(理事長 菖蒲田 清孝 以下、マツダ財団)は、2023 年度の研究助成を決 定しました。
今年度は、全国の大学・研究機関などからの応募総数が 286 件となり、その中から「科学技術の振興」 関係として 28 件に助成金総額 3,000 万円を、また「青少年の健全育成」関係として 4 件に助成金総額 300 万円の研究助成を決定しました。合計では、32 件、総額 3,300 万円となります。
なお、科学技術振興関係の助成対象の中から、選考委員会が特に優れた研究であるとみなした各分 野1件、合計 4 件の研究に対し、「マツダ研究助成奨励賞」を授与し、副賞として 50 万円を各々追加助 成します。
今年度の研究助成は次の通りです。
1. 科学技術の振興関係は、応募238件に対し、助成28件、助成金総額は 3,000 万円(100 万円/件、+奨励賞 50 万円/件)です。現在ならびに将来にわたって解決が求められている科学技術に関する基礎研究および応用研究を助成対象としています。その中でも、先進的・独創的な研究や未来をひらく萌芽的研究を期待しています。また次世代を担う若手研究者および循環・省資源に貢献する研究を優先して助成しています。
中国地方では、「非鉄系合金の結晶成長方位制御のための熱流最適化と機械的性質への影響」(津山工業高等専門学校)、および「金属有機構造体の極性置換基を利用したカルシウムイオン電池の開発」(米子工業高等専門学校)の 2 件が選ばれました。 「マツダ研究助成奨励賞」では、社会的意義や応用展開の可能性のある革新的研究として、「通信障害発生時における有機的なオペレータ間協調アクセス方式に関する多角的な研究」(早稲田大学)、「導電性高分子を用いた新規固体放射線検出器の放電制御方法の研究」(群馬工業高等専門学校)など 4 件が選ばれています。 |
2. 青少年の健全育成関係は、応募 48 件に対し、助成 4 件、助成金総額は 300 万円です。青少年の健全育成に係る教育現場および市民活動の活性化に役立つ汎用性の高い研究(基礎的研究を含む)で、現代社会の問題・課題を掘り下げた研究を、助成対象としています。
今回は、コロナ禍で培われたオンライン技術を駆使した研究が多くありました。「仮想空間上の教育支援センターにおける不登校傾向の子どもの居場所づくり」(信州大学)、「オンラインを活用した子ども支援活動におけるスタッフの専門性とその向上に関する研究」(広島文化学園大学)など が選ばれています。 |
なお、2024 年度青少年健全育成のための市民活動支援につきましては、10 月中旬に、広島・山口両県で募集を開始します。
1984 年に設立されたマツダ財団は、人々が共に繁栄を分かち合い、心豊かに生きることのできる社会づくりに寄与するために、「科学技術の振興」と「青少年の健全育成」を 2 本柱として事業を展開しています。これまでの助成実績は今回を含め合計 2,618 件、19 億 7,889 万円となりました。
マツダ財団は、これからも社会のお役に立てるよう、一層の努力を続けてまいります。
以上
第 39 回(2023 年度)マツダ研究助成一覧
マツダ財団ホームページ : https://mzaidan.mazda.co.jp/
【科学技術振興関係】
助成金額は一律 100 万円。但し、「マツダ研究助成奨励賞」に選出されたものは、50 万円の追加助成
◇印は循環・省資源に係わる研究 ◆印は「マツダ研究助成奨励賞」対象者
「マツダ研究助成奨励賞」(科学技術振興関係)一覧
【青少年健全育成関係】
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