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スズキ、インド四輪生産体制を再編
2023年7月31日
スズキ、インド四輪生産体制を再編
スズキ株式会社（以下、スズキ）は、市場拡大とカーボンニュートラルへの対応が求められるインドにおいて、四輪車生産事業の更なる効率化を目指し、スズキ100%子会社であるスズキ・モーター・グジャラート社（以下、SMG）をマルチ・スズキ・インディア社（以下、マルチスズキ）の子会社とします。今回のマルチスズキによるSMG子会社化の方針については、本日行われましたスズキ、マルチスズキ、およびSMGの各々の取締役会において承認されました。
SMGはマルチスズキと生産委託契約を締結し、2017年より四輪車の生産を開始し、車両は全数マルチスズキへ供給しています。マルチスズキは、SMGとの間の生産委託契約が終了すれば、スズキが保有するSMG株式のすべてを取得する権利を有しております。今回生産委託契約を終了し、マルチスズキがスズキの保有するSMG株のすべてを取得することによりSMGを子会社化します。
なお、マルチスズキによるSMG子会社化は、マルチスズキの株主承認が得られること、およびインド政府の承認を必要に応じ取得することを条件としています。今後の手続きの進捗にもよりますが、今年度中に子会社化を完了する見込みです。
今回の生産体制の再編は、マルチスズキがインドでの四輪車の生産を統括することにより、生産業務の効率化を通じ競争力を更に高めることを目的としております。マルチスズキは、既存工場や2025年に稼働予定のカルコダ新工場（ハリヤナ州）での生産に加え、新たに100万台規模の生産能力を有する工場建設を発表しております。インドでは2030年度までに約400万台の生産能力を確保できるよう計画を進めており、能力増強に必要な投資はマルチスズキが行う計画です。
一方、スズキはインドでの将来技術などの研究開発のさらなる強化に向けて、スズキ100%子会社であるスズキR&Dインディア社を活用し、先行領域の技術開発、電気自動車（BEV）用電池生産、バイオガス事業などの投資を行ってまいります。
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