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令和5年度大阪府カーボンニュートラル技術開発・実証事業採択と参画企業の拡大
2023年6月28日
令和5年度大阪府カーボンニュートラル技術開発・実証事業採択と参画企業の拡大
~大阪・関西万博に向けたリニューアブルディーゼルの建設・輸送分野での活用~
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)、伊藤忠エネクス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:吉田 朋史、以下「伊藤忠エネクス」)、いすゞ自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長COO:南 真介、以下「いすゞ」)、鹿島建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:天野 裕正、以下「鹿島建設」)、株式会社鴻池組(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:渡津 弘己、以下「鴻池組」)、清水建設株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:井上 和幸、以下「清水建設」)および株式会社竹中工 務店(本社:大阪府大阪市、取締役社長:佐々木 正人、以下「竹中工務店」)は、大阪府が公募した「令和5年度カーボンニュートラル技術開発・実証事業」に共同で応募し採択されました。2025年の大阪・関西万博(以下「万博」)に向けてリニューアブルディーゼル(以下「RD」)を活用した建設・輸送分野での脱炭素化の実証を進めてまいります。
本事業は、世界的なイベントである万博の機会を活かして、大阪府がカーボンニュートラルに資する技術の開発・実証にチャレンジする企業を後押しすることを目的として昨年度より実施しています。昨年度は、伊藤忠商事と伊藤忠エネクスの「RDを用いた建設・輸送分野における脱炭素化実証事業」が採択されました。
今年度は、いすゞ、鹿島建設、鴻池組、清水建設、竹中工務店が新たに参画し、万博の建設・輸送に由来する温室効果ガス(GHG)排出削減策として、昨年度に続いて採択されました。伊藤忠商事は世界最大のリニューアブル燃料メーカーであるNeste社※からRDを調達、いすゞはトラック・産業機械への利用を視野にエンジン試験を実施し、保証の付与に向けた検討を進めるほか、伊藤忠エネクスは大阪府内の供給網を拡充するとともに、鹿島建設、鴻池組、清水建設、竹中工務店は万博の建設工事における利用実証に取り組みます。
※ Neste MY Renewable Dieselは、食品競合のない廃食油や廃動植物油等を原料として製造され、ライフサイクルアセスメントベースでのGHG排出量で石油由来の軽油と比べて約90%の削減を実現します。RDは「ドロップイン」燃料として、既存の車両や機械及び給油関連施設を活用することが可能であり、既に欧米を中心に広く流通実績があります。脱炭素施策に係る導入コストを最小限に抑え、GHG排出量削減にも大きく貢献できる次世代リニューアブル燃料として、今後の建設・輸送分野での更なる利用拡大が期待されます。
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