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【抄訳】GlobalLogicと世界的な自動車メーカーであるステランティスが提携し、ポーランドにソフトウェア開発施設を開設【日立製作所】
2023年2月22日
【抄訳】GlobalLogicと世界的な自動車メーカーであるステランティスが提携し、
ポーランドにソフトウェア開発施設を開設
専用ラボを設立し、GlobalLogicのポーランドチームによるステランティスへのサポートを拡大
株式会社日立製作所(以下、日立)の米国子会社であるGlobalLogic Inc.(以下、GlobalLogic)は、このたび、世界中の自動車メーカーによるソフトウェア定義型自動車(Software Defined Vehicle/以下、SDV)*1の開発に向けた継続的な取り組みの一環として、ポーランドに自動車特化型のソフトウェア開発施設を新たに設立します。これは、世界的な自動車メーカーであり、モビリティ・プロバイダーであるStellantis(以下、ステランティス)の施設として開設するもので、同社のSDVプラットフォームの進化に向けて、両社で進行している協業が契機となった取り組みです。両社の新たなパートナーシップにより、ステランティスはカスタマイズ可能でオープンな自動車向けプラットフォームの進化と提供力の最大化が可能となります。
*1 自動車および周辺サービスにおける機能を実現する上で起点となる手段をソフトウェアとし、それに必要な運用インフラが整備された自動車。ソフトウェアによる機能追加などが可能となり、車体のデザインや形といったハードウェアの要素だけでなく、ソフトウェアによって定義される自動車。
ゴールドマン・サックスの最近のレポート*2では、「ソフトウェア中心の自動車開発であるSDVが自動車産業での競争優位を左右する新しい時代に突入しようとしている。」と言われています。次世代自動車は、ハードウェアよりもソフトウェアへの依存度を高めることで、運転からメンテナンスに至るまで、顧客体験全体をより良くしようとしています。
*2 引用元:ゴールドマン・サックス「Software Is Taking Over the Auto Industry」
https://www.goldmansachs.com/insights/pages/software-is-taking-over-the-auto-industry.html
世界有数の自動車メーカーでありモビリティ・プロバイダーであるステランティスは、既存のコネクテッドカーの機能をベースにした次世代テクノロジーのプラットフォームを展開し、顧客と自動車の関わり方の変革に取り組んでいます。この変革により、ステランティスの自動車は、顧客のデジタルライフとシームレスに統合するオープンなソフトウェア定義型プラットフォームへと移行するとともに、顧客にとっても、通常のOTA*3を介したアップデートを通じて、追加できる革新的な機能やサービスの選択肢が大幅に拡大し、製造から数年経過しても新鮮で心躍る体験を与えてくれる自動車を維持することができます。 *3 OTA:Over The Airの略。無線通信を経由してデータを送受信し、ソフトウェアなどの更新を行うことができる技術。
ステランティスのソフトウェア・アーキテクチャーと開発を担当するSenior Vice PresidentのTara Vatcher(タラ・ヴァッチャー)氏は、「新しいデジタル技術が利用可能になるにつれ、自動車の周辺および内部のインフラは、ドライバーの期待に応えられるように適応していく必要があります。そのため、自動車向けソリューションの可能性の最先端を追求するエンジニアリングパートナーと協力することは、私たちにとって重要なことです。この新しい施設の設立は、GlobalLogicが私たちの成功に向けたコミットメントであり、このパートナーシップを拡大する上で正しい選択であることを証明しています。」と述べています。
GlobalLogicは、ステランティスの複数のアプリケーションプラットフォームに対応するため、ソフトウェアや検証・確認プラットフォーム、DevOps、OTAといった専門知識を持つ主要な人財をステランティスに供給します。このパートナーシップを通じて開発されたシステムは、世界中のステランティス自動車のベースとなるソフトウェア・プラットフォームの進化を加速させ続けています。
GlobalLogicのAutomotive & Industrial Business を担当するSenior Vice President兼General ManagerであるRamki Krishna(ラムキ・クリシュナ)は、「GlobalLogicは、グローバルな自動車メーカーとの協業において長い歴史があります。我々はその知見を生かし、ステランティスとともに、デジタルソリューションを通じて運転体験を新たに構築していきます。このパートナーシップは、強力なソフトウェア定義型の自動車体験に向けて業界をけん引する我々の継続的な取り組みを象徴しています。」と述べています。
■GlobalLogicの自動車関連事業について
自動車業界は、新しいデジタル技術を迅速かつ低コストで自動車に統合し、安全安心な環境で顧客体験を変革するという課題に直面しています。高度な技術を持つGlobalLogicの自動車コンサルタントチームは、自動車メーカーとそのエコシステムにおいて、車載エレクトロニクスソリューションや、先進運転支援システム、自動運転システム、コックピットエレクトロニクス、最新のクラウドプラットフォームなど比類のないソリューションを開発してきた豊富な経験を有しています。自動車業界へのGlobalLogicの取り組みは、こちら(https://www.globallogic.com/services/industries/industry-automotive/ )をご覧ください。
■GlobalLogicについて
GlobalLogicは、デジタルエンジニアリング業界のリーディングカンパニーです。グローバルな顧客基盤を有し、革新的なプロダクトやプラットフォーム、さらにはデジタルな体験価値を、お客さまとともにデザインし構築します。GlobalLogicが強みとする、エクスペリエンスデザインや高度なエンジニアリング、データに関する専門知識を組み合わせることで、お客さまのデジタルトランスフォーメーションを支援しています。
GlobalLogicは、シリコンバレーに本社を置き、世界各地にデザインスタジオやエンジニアリングセンターを展開しています。通信、金融サービス、自動車、ヘルスケア、ライフサイエンス、テクノロジー、メディア・エンターテイメント、製造業、半導体など、多種多様な業界のお客さまへ、GlobalLogicの深い専門知識を提供しています。
GlobalLogicは日立製作所のグループ会社として、データとテクノロジーで社会インフラを革新する社会イノベーション事業を通じて、人々が幸せで豊かに暮らすことができる持続可能な社会の実現に貢献します。
詳しくは、ウェブサイト(https://www.globallogic.com/jp/ )をご覧ください。
■ステランティスについて
ステランティス N.V. (NYSE / MTA / Euronext Paris: STLA) は、世界有数の自動車メーカーであり、モビリティ・プロバイダーでもあります。アバルト、アルファロメオ、クライスラー、シトロエン、ダッジ、DSオートモビルズ、フィアット、Jeep®、ランチア、マセラティ、オペル、プジョー、ラム、ボクスホール、Free2Move、Leasysなど、歴史ある象徴的なブランドを有し、先見性のある創業者と今日の顧客の情熱を革新的な製品とサービスの中で体現しています。私たちは、多様性を原動力として、世界の動きをリードします。最大手ではなく、持続可能性において最も優れたモビリティ・テック企業になることをめざし、すべてのステークホルダーと事業を展開する地域社会のために付加価値を創造しています。詳細については、ウェブサイト(https://www.stellantis.com/en )をご覧ください。
■日立製作所について
日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。金融・官公庁・自治体・通信向けITサービスやお客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、産業流通、水インフラ、ヘルスケア、家電・空調システム、計測分析システム、ビルシステムなどの幅広い領域でプロダクトをデジタルでつなぐ「コネクティブインダストリーズ」と、自動車・二輪車の分野で先進技術を提供する「オートモティブシステム」の事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。グリーン、デジタル、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2021年度(2022年3月期)の連結売上収益は10兆2,646億円、2022年3月末時点で連結子会社は853社、全世界で約37万人の従業員を擁しています。
詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/ )をご覧ください。
■商標注記
記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標、または登録商標です。
以上
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