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ミヤノ「ABX-THYモデル」リニューアル【シチズンマシナリーミヤノ】
2012年10月2日
シチズンマシナリーミヤノ㈱(本社:長野県北佐久郡御代田町、社長:杉本 健司)は、複合加工型NCバーマシンのミヤノより、フラッグシップ機である「ABX-THYモデル」を3年ぶりにリニューアル。「ABX-51THY2」「ABX-64THY2」を、ミヤノイノベーションシリーズ機※1 として、2012年11月1日から発売します。
なお新製品は、11月1日から6日、東京ビッグサイトで開催される「第26回日本国際工作機械見本市」に出展します。
◆ 複合加工型NCバーマシン
「ABX-51THY2」
「ABX-64THY2」
発売日 : 2012年11月1日
月産予定台数 : シリーズトータル5台
新製品は、2スピンドル、Y軸機能を装備した3タレットを搭載した、ミヤノブランドのフラッグシップ機である「ABX-THYモデル」のニューモデルとなります。
高効率・高生産性の追求をコンセプトに開発を進め、複雑形状の加工においても工程集約を容易にするなど、お客様の21世紀型(高付加価値)モノづくりを支援します。
最新NC装置による高速演算処理と、ツール交換時の軸移動指令と回転工具の位置決めを同時制御することなどで、非切削時間を10%削減し、生産性が向上しました。
3基全てのタレットにY軸を搭載することで、両スピンドルに対して上下、左右自由にタレットがアプローチすることができ、複雑形状部品の上下同時加工や両スピンドルによる表裏同時加工が可能です。また、3タレット合計で36本のツールが取り付けられ、マシニングセンターさながらの複合加工が行えます。
正面カバー全体を可動式にし、メンテナンス用開口部を大きく取り、作業性を向上させました。
主な特長
1. 非切削時間(アイドルタイム)を10%削減、生産性を向上
最新NC搭載による高速演算処理に加え、ツール交換時の軸移動指令と回転工具の位置決めを同時制御することなどで、非切削時間(アイドルタイム)を10%削減し、生産性を向上させました。
2. 高効率・高生産性
3基全てのタレットにY軸を搭載することで、2つのスピンドルに対して、上下・左右にアプローチが可能となり、ピンチミーリング加工(材料の上下面の同時フライス加工)といった同時加工が左右それぞれのスピンドルに対して行えるなど、複雑形状の加工も効率よく行うことができます。
3. メンテナンス性の向上
正面右側のカバーを可動式にすることで、各種調整、保守作業メンテナンスが容易に行えます。また、切削室扉を機械内側に入り込む内開き構造にすることにより、機械正面カバーへの切削油の垂れを無くしました。
4. 操作性の向上
操作画面では、各軸操作やツールセッティングといった段取り作業に応じた機械情報をグラフィカルに表示するなど、操作性や作業性の向上を図りました。
5. 高剛性、高トルク回転工具
重切削を可能にする40Nm回転工具ドライブの採用により、高剛性で安定したミーリング加工が可能です。また、3タレット合計で36本のツールポジションによりマシニングセンターさながらの複合加工を実現しています。
主な加工ワーク
自動車関連部品 及び、油空圧機器部品 他
主な仕様
※1 シチズンマシナリーミヤノの製品開発コンセプトには、さらなる高付加価値なものづくりでビジネスを革新する「イノベーション(Innovation)」と、市場環境の変化に対応すべくコストパフォーマンスの高い「エボリューション(Evolution)」がある。
お問い合わせ
製品についてのお問い合わせ先
シチズンマシナリーミヤノ㈱
ミヤノカンパニー事業企画部 営業管理課
TEL 0267-32-5901
報道関係の方のお問い合わせ先
シチズンホールディングス㈱
経営企画部 広報課
TEL 042-466-1232(直)
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