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先進的な新プロセスを採用した16V CMOSオペアンプを発表【STマイクロエレクトロニクス】
2012年10月3日
エレクトロニクス分野の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的半導体メーカーであるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、先進的な製造プロセスを採用した次世代のオペアンプを発表しました。このプロセスは、自動車エレクトロニクスからスマート・ビルディングや産業機器制御までの各種アプリケーションにおいて、省電力化、高精度化、センサ設計の
簡略化に貢献します。
新しいオペアンプは、非常に微小なセンサ信号の増幅に使用されます。高度な16V CMOSの製造プロセスを活用して開発された新しいオペアンプは、既存製品よりも小さい入力オフセットと優れた長期安定性を実現します。さらにこのプロセスにより、チップサイズを小型化し、リードレス表面実装タイプの超小型パッケージでの提供を可能にしました。また、極めて省電力化されているこのオペアンプは、バッテリまたは太陽光で駆動する機器などに最適です。
新しいオペアンプは、静電気破壊(最大4kV)に対する保護が強化されている他、-40℃から125℃までの温度範囲で動作するため、産業・車載機器の過酷な環境でも使用可能です。STは、車載用規格に準拠するこれらの製品を2013年に発表する予定です。
TSX561(シングル)、TSX562(デュアル)およびTSX564(クアッド)の動作電源電圧は、3Vから16Vまでと広く、3V、5V、12V、±5Vをはじめとする各種業界標準の供給電圧で使用可能です。幅広いSTのオペアンプ・ポートフォリオにこれらの新製品が加わり、設計者は動作電圧、精度特性、利得帯域幅積(GBP)、消費電力に関して様々なな選択が可能になります。また、類似製品として、5Vまで動作電圧レベルで同様の特性を持つTSV5シリーズや、低速アプリケーション(最大10kHz)での使用時に消費電流がわずか1.2μAのTS94シリーズ(10V)が用意されています。
TSX56シリーズの特徴
・ 入力オフセット電圧(最大):600μV
・ 入力バイアス電流:1pA
・ 消費電流(標準):240μA(5V時)
・ 利得帯域幅積(標準):900 kHz
・ パッケージ・オプション
・ SOT23-5(TSX561シングル)
・ DFN8 2 x 2mm、MiniSO-8(TSX562デュアル)
・ QFN16 3 x 3mm、TSSOP14(TSX564クワッド)
TSX56シリーズは現在量産中です。単価はパッケージによって異なり、1000個購入時に約0.50ドルからです。大量購入時の価格については、お問い合わせ下さい。
STマイクロエレクトロニクスについて
STは、Sense & Powerおよびマルチメディア・コンバージェンス分野の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。
エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2011年の売上は97.3億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。
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アナログ・MEMS・パワー製品グループ
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