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マツダ財団 2012年度の研究助成を決定【マツダ】

2012年9月26日

-サステイナブルで心豊かな社会を目指して科学技術の振興と青少年の健全育成に関する研究29件を助成-

公益財団法人マツダ財団(以下、マツダ財団)は、2012年度の研究助成を決定しました。

今年度は、全国の大学・研究機関などから322件の応募があり、その中から「科学技術振興関係」として24件に助成金額2,800万円を、また「青少年健全育成関係」として5件に助成金額400万円の研究助成を決定しました。合計29件、総額3,200万円となります。

今年度の研究助成は次の通りです。

1. 科学技術振興関係の研究助成は、科学技術の発展に寄与する優れた24件の研究に決定しました。助成金額は2,800万円です。マツダ財団では従来から、次世代を担う若手研究者および未来をひらく芽となる萌芽的研究を優先して助成を行っており、今回、40歳以下の若手研究者への助成割合は83%(前年度76%)となりました。また、マツダ財団が重点をおく「循環・省資源に貢献する研究」では、「絶縁体熱電材料の開拓と高効率熱-スピン流変換機能の創出」(東北大学)、「金属を複合担持することで可視光を幅広く吸収するようにして反応性を高めた光触媒によるCO2からのH2製造」(三重大学)など、サステイナブルな社会を目指してエネルギーや物質の循環・省資源に貢献する13件が選ばれました。このほか、「医療・バイオ応用を目指した発振回路応用型超高解像度インピーダンスプローブの研究」(呉工業高等専門学校)など、現在ならびに将来にわたって解決が求められている科学技術に関する先進的な研究が選ばれています。

2. 青少年健全育成の研究助成では、助成5件、助成金額は400万円です。昨年度に引き続き、青少年健全育成にかかわる市民活動の活性化に役立つ実践的な研究を助成対象としました。今回は、「家庭における科学教育推進のための保護者参加型教室プログラムの開発と評価」(広島国際大学)といった、科学技術振興の視点から青少年健全育成に取り組む研究や、「社会教育領域における長期の青少年健全育成事業に特有の教育力に関する研究」(NPO法人北摂こども文化協会)といったNPO法人による研究など、心豊かに生きることのできる社会づくりについて、多様な視点からとらえた選考結果となっています。

なお、2013年度青少年健全育成のための市民活動支援については、10月から広島、山口両県で募集を開始します。

マツダ財団は、科学技術の振興と青少年健全育成のための助成などを行うことにより、世界の人びとが共に繁栄を享受し、心豊かに生きることのできる社会づくりに寄与することを目的として、1984年10月に発足しました。2010年11月には、内閣府より公益法人への移行の認定を受け、公益財団法人マツダ財団として新たなスタートを切りました。これまでの助成実績は、今回を含めて合計1,705件、14億2,180万円となっています。

第28回(2012年度)マツダ研究助成一覧

マツダ財団ホームページ : http://mzaidan.mazda.co.jp/




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