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24GHz帯ドップラーセンサーモジュール「NJR4267シリーズ」発表【日清紡マイクロデバイス】
2022年9月29日
24GHz帯ドップラーセンサーモジュール「NJR4267シリーズ」発表
日清紡マイクロデバイス株式会社(代表取締役社長:田路 悟)は、移動体検知向け24GHz帯ドップラーセンサーモジュール 「NJR4267シリーズ」を発表します。
概要
NJR4267は、外形17.2×25x3mmの小型・低背パッケージのマイクロ波24GHz帯ドップラーセンサーモジュールです。小さいサイズながら、マイクロ波回路・アンテナ・制御&信号処理用MCUを内蔵したオールインワンモジュールです。検知ターゲットとなる移動体・人体を識別するアルゴリズムを搭載し、お客様の製品開発の短工期化を実現します。また、受信回路/信号処理の低雑音化により旧モデルよりも大幅な感度向上(検知エリア比較で3倍)を実現しています。日本国内で利用可能な技術基準適合(工事設計認証)を本製品単体で取得しており、お客様での追加の電波認証を必要としません。
NJR4267シリーズ(画像:NJR4267F2A1) |
製品名 : NJR4267 シリーズ
サンプル配布 : 2022年10月より開始
生産予定 : 2022年12月より月産5,000個
特⾧
1. 24GHz帯マイクロ波による移動体検知
移動体検出には電波によるドップラー方式を採用し、様々な環境下でも安定検知を実現
環境下例:暗闇、高温度・低温度、直射日光下、煙、霧
2. アンテナ~信号処理のオールインワン
マイクロ波回路・アンテナ・制御&信号処理用MCUを内蔵しセンサーとしての十分な機能を搭載
3. 移動体の検出に最適なアルゴリズムを搭載
・移動体(主に歩行者)の動きを高感度に検出
・ランダムな雑音成分を低減する信号処理
・対象物の移動方向(接近・離反)の識別
4. UART/PWM/CMOSレベル出力 インターフェイスに対応
3種の出力方式の中から選択して使用、UARTはMCUに接続、PWMは調光用、CMOSレベル出力は検知結果をhigh又はlow電圧で出力(外部にマイコン等が不要の想定)
5. 間欠動作による低消費電力
間欠動作モードを搭載
平均電流定:1.5mA typ. @3.8V
6. アンテナ角度(半値幅) V面80°/H面110°
アンテナ設計を見直し、広角可を実現
7. 小型・低背パッケージ
外形サイズ:17.2mm x 25mm x 3mm
従来比:長さ方向約9%削減 / 厚み方向約40%削減
主な特性と従来品との比較
項目 | 仕様 | |
NJR4267F2A1 (本製品) | NJR4266JA1 (比較従来製品) | |
送信周波数 | 24.15 ~ 24.25 GHz | 24.05 ~ 24.25 GHz |
送信電力 | E.I.R.P. +10.1 dBm | E.I.R.P. +9.8 dBm |
最大検知距離*1 | 20 m (歩行者) | 7 m (歩行者) |
アンテナ特性*2 | H面:80° / V面:110° | H面:80° / V面:80° |
検知可能速度範囲 | 0.25 ~ 19 m/秒 (参考値) | 0.25 ~ 1.0 m/秒 (参考値) |
インターフェイス | UART / PWM / CMOS レベル出力 (High/Low) | UART / CMOS レベル出力 (High/Low) |
電源 | 電圧: 3.8 ~ 5.8 V 電流: 1.5 mA @間欠時/55 mA @非間欠時 |
電圧: 3.0 ~ 5.25 V 電流: 1.9 mA @間欠時/50 mA @非間欠時 |
適用規格 | 電波法 工事設計認証 | 電波法 工事設計認証 |
*1) 最大検知距離:センサー正面方向の検知可能距離の最大値の目安 (下図参照)
*2) アンテナ特性:送信アンテナ放射パターンの半値幅角度
想定アプリケーション
・照明機器 / セキュリティー機器 / 見守り機器 / 居残り検知機器 / 各種組込人感センサー
製品ラインナップ
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マイクロ波事業統括本部 商品企画部 商品企画二課
電話:049-278-1298(直通)
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