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小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」を新発売【日野自動車】
2022年6月28日
日野自動車、小型BEVトラック「日野デュトロ Z EV」を新発売
「物流のラストワンマイル」の現場での使い勝手を追求
日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:小木曽聡、以下 日野)は、物流現場における使い勝手とカーボンフリーを高次元で両立する超低床・前輪駆動小型BEVトラック「日野デュトロ Z(ズィー) EV」を本日発売します。
お客様の声を反映し現場での使い勝手を追求した日野デュトロ Z EVは、新開発のBEV専用シャシにより実現した超低床構造で、荷役作業性や乗降性に優れ、ドライバーの負担軽減に貢献します。普通免許で運転可能なコンパクトな車体ながら必要な荷室・荷台空間を確保し、主に市街地での宅配に最適なつくりとなっています。荷室に直接移動可能なウォークスルーバン型と、用途に応じた荷台を架装できるキャブシャシ型を設定しており、お客様のビジネス形態に合わせた架装をお選びいただけます。
フルメンテナンスリースでの提供により、電動車導入時や月々のお支払いが明瞭であるほか、メンテナンスの行き届いた電動車の安定稼働によってお客様のビジネスに貢献します。
電動商用車および充電器などの周辺機器の導入や、安心かつ効率的な稼働のために重要なエネルギーマネジメントは、日野のグループ会社であるCUBE-LINXが今秋に提供開始予定のソリューションをご利用いただけます。
日野は電動商用車の普及促進に向けて、お客様の役に立つ持続可能な方策を追求すべく、商用事業でのCASE技術の普及に向けたプロジェクトを進めているCJPT(Commercial Japan Partnership Technologies) との連携も含め取り組んでまいります。
■車両の特長
・「物流のラストワンマイル」の現場での使い勝手を追求
-超低床構造 : 荷役作業性・乗降性を大幅に向上、ドライバーの負担軽減。必要な荷室容量を確保
-普通免許で運転可能&BEVならではのイージードライブで、ドライバー人材確保に貢献
-市街地走行に必要な先進安全技術を装備
-ゼロエミッションと高い静粛性で、周辺環境にも配慮
・新開発のBEV専用シャシ
今回開発したBEVトラックは、ラストワンマイルに最適化した新開発BEVシャシを採用。従来のエンジンとトランスミッションの代わりにコンパクトなモーターをキャブ下に搭載し、前輪を駆動します。バッテリーを荷台床下のフレームの内側に搭載し、それ以外の電動ユニットはほとんどキャブ下に収め、従来の後輪駆動車では実現困難だった超低床を実現させました。
<ウォークスルーバン型> |
<アルミバン(サイド扉付)> |
ウォークスルーバン型 | アルミバン(サイド扉付) | ||
車両型式 | ZAB-XED100V-AAAAA | ZAB-XED100-ABAAA3 | |
全長×全幅×全高 | 4,695×1,695×2,290 [mm] | 4,690×1,925×2,480 [mm] | |
床面地上高 | 400(積車)/450(空車)[mm] | 420(積車)/470(空車)[mm] | |
最大積載量 | 1,000 [kg] | 1,050 [kg] | |
車両総重量 | 3,490 [kg] | 3,460 [kg] | |
乗員 | 2人 | ||
モーター | 種類 | 交流同期電動機 | |
最高出力 | 50 [kW] | ||
バッテリー | 種類 | リチウムイオンバッテリー | |
容量 | 40 [kWh] | ||
充電方法 |
普通充電 急速充電(CHAdeMO方式) |
||
WLTCモード一充電走行距離 (国土交通省審査値)※1 |
150 [km] | ||
主な安全装備 |
PCS※2(プリクラッシュセーフティシステム) 誤発進抑制機能 クリアランスソナー 車線逸脱警報 電動パーキングブレーキ バックカメラ&電子インナーミラー |
※1:WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。お客さまの使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて大きく異なります。
※2:「PCS」はトヨタ自動車(株)の商標です。
<関連リンク>
日野自動車、物流現場での使い勝手を追求した超低床・ウォークスルーの小型EVトラックを開発(2021年4月15日公表プレスリリース)
ヤマト運輸と日野、超低床・ウォークスルーの小型BEVトラックの実証実験を開始(2021年11月22日公表プレスリリース)
株式会社CUBE-LINX 公式HP
以上
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