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輸出向けFUSO車両を生産するダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社、 創業10周年【三菱ふそうトラック・バス】

2022年6月13日

  

輸出向けFUSO車両を生産する
ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社、 創業10周年

  

・同社のオラガダム工場はFUSOブランドの重要な輸出拠点
・これまでにFUSOブランドの中・大型トラック、バス約3万5千台を世界60カ国に輸出
・オラガダム工場は2025年までにカーボンフリー*化の予定

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:カール・デッペン、以下MFTBC)は、MFTBCとともにダイムラー・トラック・アジア(以下DTA)を構成するダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社(本社:インド・チェンナイ、取締役社長・CEO:サティヤカーム・アーリャ、以下DICV社)が創業から10周年を迎えたことをお知らせします。

DICV社は2012年の創業以来、インド市場専用の商用車ブランドであるバーラト・ベンツの販売を強化しながら、約3万5千台のFUSO車両を生産し輸出してきました。DICV社の本社と生産工場は、グローバルメーカーやソフトウェア開発企業が集積するインド東海岸のチェンナイ市オラガダムに所在します。現在、DICV社は4千人以上の従業員を擁し、過去10年間で急速に生産能力を強化してきました。MFTBCとDICV社は、ダイムラートラック社傘下でともにDTAを構成し、製品開発や研究、生産、輸出事業などの幅広い分野で協力しています。車両総重量9トンの「914R」や13トンの「1217C」などのバーラト・ベンツの車両にはFUSOの中・大型車の構造が一部採用されるなど、MFTBCとDICV社の間では緊密な協力関係を築いてきました。

オラガダム工場は、インド市場向けのバーラト・ベンツ車の生産に加え、FUSO車両も生産し、南米から中東まで世界各地に輸出しています。DICV社で生産したFUSO車両の最大の輸出先はサウジアラビアです。また、南アフリカ、ケニア、ベトナム、マレーシアの組み立て工場に向けてFUSO車両のノックダウン部品を輸出するとともに、インドネシア向けにはメルセデス・ベンツブランドのトラックも提供しています。DICV社が生産するFUSO車両は、車両総重量(GVW)9~40トンの中・大型トラックで、お客様の様々なニーズや用途に対応しています。これまでDICV社から海外へ出荷された車両は5万台を超え、そのうちFUSO車両が約3万5千台を占めます。また、DICV社はダイムラートラックグループの一員として、部品調達やトランスミッションなどの重要部品の生産もサポートしています。DICV社はMFTBCにとって不可欠なパートナーであるとともに、ダイムラートラックグループの中でも重要な役割を担っています。

2021年、世界中で新型コロナウイルスの流行が続くなか、DICV社の輸出台数は前年比25%増加しました。DICV社取締役社長・CEOのサティヤカーム・アーリャは、「サプライチェーンの混乱、資源・原油価格の上昇、パンデミックの影響にもかかわらず、国内卸売で前年比48%増、トラック、バス、部品の輸出で過去最高の伸びを達成することができました」と成果を評価しました。

またMFTBCと同様に、DICV社も生産分野を含めたバリューチェーン全体でのサステナビリティに取り組んでいます。DICV社は事業の成長とともに、環境やサステナビリティへのコミットメントを強めてきました。オラガダム工場の最新設備はすでに再生水のみを使用しており、さらに2025年までにカーボンフリー*な操業を達成する予定です。この目標への取り組みとして、総発電量3.3メガワットのソーラーパネルを同工場の敷地内に設置しています。MFTBCはDICV社とともに、「人と地球に、より良い生活と環境を実現するモビリティ・ソリューションを提供」するDTAのビジョン実現に向けて、今後も取り組んでいまいります。

*排出量を相殺しゼロにするカーボンニュートラルからさらに前進し、二酸化炭素(CO2)を全く排出しない操業


5万台目の輸出向け車両となったFUSOトラック

DICV社のオラガダム工場

  

三菱ふそうトラック・バス株式会社について
三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)は、ダイムラートラック社が89.29%、三菱グループ各社が10.71%の株式を保有し、川崎市に本社を置く商用車メーカーです。90年の長い歴史を持つFUSOブランドの、小型、中型、大型トラックやバス、産業用エンジンを含む製品を世界170以上の市場向けに開発・製造・販売しています。2017年、初の量産型電気小型トラック「eCanter」を市場に導入し、2019年には、日本の商用車市場のベンチマークとなる、SAEレベル2相当の高度運転支援技術を搭載した大型トラック「Super Great」を商用車メーカーとして初めて日本に導入しました。MFTBCは、ダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社(DICV)とともにダイムラー・トラック・アジアの一員として、製品開発、部品調達、生産などの分野で協力し、お客様に最高の価値を提供しています。

Daimler Truck Asiaについて
ダイムラートラック社傘下のダイムラー・トラック・アジア(DTA)は、90年以上の歴史を持つ日本の商用車業界の象徴である三菱ふそうトラック・バス株式会社(MFTBC)と、インド市場で新進気鋭の商用車メーカーであるダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ社(DICV)を共同で運営する組織体です。DTAは、製品開発、生産、輸出、調達、開発を組織として共同で行う戦略的なビジネスモデルを採用することで、革新的で最先端かつ価値の高い製品をお客様に提供しています。DTAは「人と地球に、より良い生活と環境を実現するモビリティ・ソリューションを提供します」をビジョンとし、全世界のダイムラートラックグループの目的である 「For all who keep the world moving/世界を動かし続ける全ての人々のために」を柱として活動しています。

FUSOブランドについて
「FUSO」はダイムラートラックのブランドの一つです。世界170以上の市場において小型、中型、大型のトラックやバスといった幅広い商用車や、産業エンジン、コネクティビティソリューションを展開しています。日本の商用車業界における象徴的ブランドであり、90年にわたって、日本ならではの品質や熟練技術によって、効率性や安全性、快適性を追求した商品を提供してきました。特に小型トラックセグメントの商品ラインアップで評価されており、小型トラック「キャンター」は世界中の様々な市場でトップシェアを獲得しています。2017年には日本初の量産型電気小型トラック「eCanter」を発売し、FUSOはeモビリティにおけるパイオニアとしての地位を確立しました。FUSOのブランドスローガンである「Future Together」は、私たちがお客様に対し安全かつサステナブルな輸送ビジネスを共に未来へ繋いでいくことを約束する意思が込められています。2022年、効率性や安全性、快適性を礎に、FUSOブランドは誕生から90周年という新たな節目を迎えました。

  

  

  

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