ニュース
オープンイノベーション施設「Future Lab HANEDA」開所【川崎重工業】
2022年4月20日
オープンイノベーション施設「Future Lab HANEDA」開所
川崎重工は、羽田空港に隣接し、商業店舗・オフィスなどからなる大規模複合施設「羽田イノベーションシティ」内に、ロボットのオープンイノベーションを目指した「Future Lab HANEDA」を、2022年4 月20日より開設いたします。
当施設は、川崎重工、ICMG、きらぼし銀行の3社が羽田空港(日本空港ビルデング・羽田未来総合研究所)および大田区と共創し、さまざまな社会課題解決に向け、実証実験、社会実装といった目に見える形の具現化を重ねていくことで、未来につながるエコシステム(持続可能なサービスの生態系)を構築していくことを目指す「羽田共創プロジェクト」の一環として開設される、ロボティクスを活用した社会課題解決のための実証実験場です。
さらに、同プロジェクトの一環で、昨年きらぼし銀行がスタートアップや中小企業成長支援のためのインキュベーション施設として開所した「KicSpace HANEDA」と相互連携することで、大田区の中小企業をはじめ、人手不足を課題とする製造現場の省人化支援やロボティクスベンチャーの新製品開発支援等、ロボットによる中小企業やスタートアップのイノベーションの実現に取り組んでいきます。
川崎重工は、今後も同プロジェクトの活動を通し、「スマートエアポートシティ」、「カーボンニュートラル」、「地方創生」等、社会課題解決や変革をテーマに、大企業、中小企業、スタートアップ企業、行政、自治体等と共創します。そして、首都圏の空の玄関口である羽田エリアから世界に向けて、社会変革イノベーションの創造に邁進していきます。
なお、当施設は、主に2つのエリアで構成されています。
①ロボットを身近に体験できる実証実験場 AI_SCAPE(アイ・スケープ)
調理・配膳などレストランの作業をすべてロボットで行うことを目標とした実証実験スペースです。ここで協働ロボットの作業時間や動作範囲など実装に必要な各種データーの採取を目的としています。カフェでは、食作家の園山真希絵氏がプロデュースした、地方の食材を活かしつつ、ロボットが調理することを前提にしたメニューを提供します。また、ロボットが配膳しやすいロボットフレンドリーな家具をレイアウトすることで、人とロボットが共生する社会の実証実験を行います。
②ロボットの研究開発に活用できる場 YouComeLab(ユーカムラボ)
ヒューマノイドロボット「Kaleido」や、自走ロボット「Nyokkey」など、開発中のロボットも含めた最先端のロボットを設置し、スタートアップや研究機関が開発したプログラムを実証することができます。羽田空港に隣接したFuture Lab HANEDA内にオープンな実証の場を設けることで、気軽に何度でもプログラムを試すことができ、ロボットの社会実装が進むことが期待されます。
<Future Lab HANEDA概要>所在地 | 大田区羽田空港1-1-4 羽田イノベーションシティ D棟2階 |
営業時間(レストラン・ショップ) | 11:00-14:00、16:00-19:00 |
定休日※ | 水曜日、年末年始 ※2022年5月11日から適用。5月10日までは定休日なしで営業します。 ※祝日の場合は営業、翌平日が定休日となります。 ※実証実験の場である特性上、営業時間及び定休日は予告なく変更する場合があります。お越しになられる前にご確認下さい。 |
交通アクセス | 京浜急行電鉄空港線・東京モノレール「天空橋」駅直結 |
面積 | 約222m2 |
設置ロボット | 自走ロボット「Nyokkey」 ヒューマノイドロボット「RHP Friends」 双腕スカラロボット「duAro」 小型汎用ロボット「RS007L」 ※今後、設置内容を随時更新します。 |
※4/28に定休日を追記いたしました。
川崎重工業株式会社 ホームページはこちら