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中型路線バス 新型「エアロミディ」を発売~クラス初のブレーキオーバーライドシステムを採用~【三菱ふそうトラック・バス】
2012年9月6日
三菱ふそうトラック・バス㈱(代表取締役社長 : アルバート・キルヒマン、本社 : 神奈川県川崎市 以下 : MFTBC)は、中型路線バス「エアロミディ」(全長9m、ノンステップ仕様) の安全性を向上させ、9月6日(木)より全国の三菱ふそう系販売会社及びMFTBC地域販売部門から発売します。
新型「エアロミディ」は、2012年7月に施行された安全規制※に適合し、トップクラスの安全性を備えました。新たに、アクセルとブレーキが同時に操作された際には、ブレーキ操作が優先される新開発の「ブレーキオーバーライドシステム(BOS)」をクラスで初めて採用し標準装備することで、安全性を大幅に向上させました。
また、シートベルトは、運転席に3点多重感知式「ELR付シートベルト」を標準装備し、乗員の安全性も向上させました。
MFTBCは、トラック及び大・中型バス全車にブレーキオーバーライドシステムを搭載しました。引き続きMFTBCは、積極的に車両の安全性向上に取り組んでまいります。
※ECE規制(ヨーロッパ経済委員会が定める国際基準)に準じた安全規制。
中型路線バス 新型「エアロミディ」の商品特長 |
● クラス初のブレーキオーバーライドシステムを標準装備し、誤操作を防止
● 運転席に3点多重感知式ELRシートベルト(ショルダーアジャスタ機能付)を採用
● 新ワンマンバス構造要件への対応
1. 商品概要
(1)クラス初のブレーキオーバーライドシステムを標準装備
中型路線バスでは初めての採用となる、ブレーキオーバーライドシステムを搭載しました。アクセルペダルを踏んだままブレーキペダルを踏んだ際には、ブレーキを優先させる制御システムにより、誤操作による事故を防ぎ人と車両を守ります。
(2)シートベルトの安全性を向上
運転席に多重感知式ELR3点式シートベルトを採用し、ドライバーの安全性を確保するとともに装着性を高めるショルダーアジャスタ機能も採用しました。
(3)新ワンマンバス構造要件への対応
①後扉開閉制御の追加
後扉が開いた状態では走行ができないよう制御を追加し、停留所および走行時の安全性を向上しました。
②間接確認装置の装備
スライド式後扉に乗降確認用の光電管および戸先スイッチを装備することにより、扉開閉時の巻込み事故を防止し安全性を向上しました。
(4)尿素水タンクの樹脂化対応による容量増加
尿素水タンクをステンレス製から樹脂製に変更することで、タンク容量が7ℓ増の40ℓになりました。また、排気後処理装置「BlueTec®システム」(再生制御式DPF+尿素SCR)を改良することで、AdBluesup>®の給水頻度を低減し利便性が向上しました。
(5)車いす固定ベルトにリトラクタ式ベルトを採用
リトラクタ式ベルトを採用することにより、車いす固定操作の時間短縮効果を図りました。
2. 販売目標台数
中型路線バス 新型「エアロミディ」 100台/年
3. 東京地区販売価格 (消費税含む)
都市型前乗り
ISO方式8スタッドホイール
6速M/T
「BlueTec®」はDaimler AGの登録商標です。
「AdBlue®」はドイツ自動車工業会の登録商標です。
MFTBCは中期経営目標である「FUSO 2015」を2011年に策定しました。5つの柱からなるゴールの一つである「顧客満足度 No.1」は、満足される商品、信頼される営業、頼りになる整備力、そして魅力あるブランドと商品からサービスまで、全てにおいて顧客満足度No.1を目標としています。また、「業界をリードするグリーン・イノベーション(環境貢献企業)」では、「2015年までCO2排出量7.5%削減」を目標にしており、環境・燃費性能に優れた商品をお客様に提供して参ります。
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