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板ガラス向け吸着パッド SGFシリーズ スペーサー用のパウダーを使用する工程においても搬送可能【シュマルツ】
2012年8月29日
真空機器専門メーカーのシュマルツ㈱(横浜市都筑区)は、板ガラス、アクリル板など薄くフラットなワーク向けの真空吸着パッド「SGFシリーズ」を開発致しました。
吸着パッドSGFはサイズがφ125mm~φ400mmと大型でありながら、アルミ製のプレートを内蔵しているため、板ガラスやアクリル板、金属板など薄く平らなワークに対し、たわませずに搬送することが可能です。パッドの吸着面には溝があり、積層時の傷付きや密着防止としてパウダー状のスペーサーを使用している工程においても高い吸着力を発揮します。また、真空到達時間の短縮・搬送の高速化を目指し、パッド内側の容積を小さめに設計しています。パッドの材質には紫外線やオゾン、アルコールに耐性をもつEPDMゴムを採用しました。より自動化での需要の高いφ125mmおよびφ200mmのパッドでは、シリコンを含まないため吸着跡を残しにくいマークレスゴム製のタイプもラインアップしています。パッドには中央と端の2ヶ所に吸込口があり、真空破壊用エアやタッチバルブを接続することが可能です。タッチバルブは、吸着時にバルブの先端がワークに触れ、押される事により真空回路が開く仕組みになっており、未吸着時のエア漏れを抑え、エア消費量を削減することができます。
主な特長
① アルミ製サポートプレートを内蔵し、吸着時の板ガラスの変形を防止
② パッドの吸着面の溝によって、パウダー状の積層用スペーサー使用時にも高い吸着力を発揮
③ 内容積が小さいため、真空到達時間を短縮し、より速いサイクルタイムでの搬送が可能
④ オゾンやアルコールに耐性のあるEPDMゴムと、吸着跡を残しにくいマークレスゴムのタイプをご用意
製品
アプリケーション
写真: フラットな板ガラスの搬送に使用される吸着パッドSGF
お問合せ先
シュマルツ株式会社 (045)308-9940/ info@schmalz.co.jp
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