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「未来への重要な一歩」コンチネンタル、ソフトウェアスペシャリストApex. AIの株式取得【コンチネンタル・オートモーティブ】
2021年12月16日
「未来への重要な一歩」コンチネンタル、ソフトウェアスペシャリストApex. AIの株式取得
こちらは現地時間2021年12月14日にドイツ・フランクフルトで発行されたプレスリリースの抄訳です。英文の原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。
・少数株取得により、これまでの技術協力を強調
・Apex.AIがコンチネンタルのパートナーシップ・ポートフォリオを補完
・コンチネンタルとApex.AIは、新たな自動車OSを公道に
・量産車への適用を認められたTÜV 認定OS
・ADASグローバル事業部長フランク・ペッツニック:「既に認定されているメタ・オペレーティング・システムであるApex.OSの力を借り、新たなモビリティ機能、特に最高の安全基準に従った自動・自律運転の開発サイクルが大幅に短縮できるでしょう」
コンチネンタルは、ドイツと米国のソフトウェアスペシャリスト、Apex.AIに戦略的投資家として参加し、テクノロジーカンパニーは次世代自動車のためのインテリジェントなソフトウェアアプリケーションの重要性を強調します。コンチネンタルとApex.AIは、2020年からすでに協力関係にあり、革新的な車載OSの産業化を進めてきました。少数株式取得が完了し、近く量産できるソリューションを迅速に提供できるよう、両社の提携関係を強化してまいります。投資額は非公表です。
ハードウェアの改良に加え、ソフトウェアが将来のモビリティ産業の差別化に大きな違いをもたらすでしょう |
Apex.AIは、広く使用されているプログラミングフレームワークであるオープンソースのROS (ロボット・オペレーティング・システム) からメタ・オペレーティング・システムApex.OSを開発しました。 Apex.OSは自動車向けアプリケーションとしては初めてのシステムとして、コンセプト段階から、開発前段階から開発前、そして製品使用までの全フェーズをシームレスにサポートし、自動車業界における高い国際安全認証であるドイツのTÜV Nord (北ドイツ技術検査協会) から認証取得を受けています。これは、この技術が量産車に適用できると認められたことを意味しています。
Apex.OSは、堅牢で汎用性の高い基本ソフトウェアプラットフォームで、ソフトウェアソリューションを迅速かつ簡単に、開発者に優しい方法で実装できるようになっており、特に、先進運転支援システムと自律運転機能に使用できます。
コンチネンタルのADAS事業部を統括するフランク・ペツニック (Frank Petznick)は次のように述べています。「革新的なソフトウェアソリューションを使用する自律運転の課題に対応するため、Apex.AIという強力な協力パートナーを得ました。車両ソフトウェアと電子アーキテクチャの複雑性は急速に増しており、デジタル機能の数も増えています。自動車はまさに車輪の上のスマートフォンのようになっており、ハードウェアとソフトウェア開発が独立し、その流れが加速しています。認証済みのシステム、Apex.OSの力を借り、新たなモビリティ機能、特に自動・自律運転の開発において、最高の安全基準に従い、同時に開発サイクルは短縮できるでしょう。Apex.AIへの投資は未来への重要な一歩だと考えています」
明日の持続可能なモビリティに向けたフレキシブルでインテリジェントなソフトウェアソリューション
パワフルなハードウェアに加えて、未来の車両はインテリジェントで革新的なソフトウェアによって基本的に定義されていきます。包括的にネットワーク化され、アップデートを通じていつでも機能拡張ができるようになるでしょう。そのためには、まったく新しい車両エレクトロニクスのアーキテクチャ、そしてクラウドにつながるソフトウェアシステムが必要です。アプローチの鍵は、より大規模で複雑なプログラムになっても、システムの複雑さを軽減することです。フレキシブルで、スケーラブル、ユーザー志向のソフトウェアソリューションは、自動車業界の未来におけるコードであるとともに、安全で効率的で持続可能な明日のモビリティ実現の鍵となります。コンチネンタルは、技術的に業界をリードできるソリューションを設計できる能力とノウハウを備えています。ソフトウェアとITスペシャリストの数は約1万7,000人、コンチネンタルの全エンジニアの約3分の1が最先端のソフトウェアソリューションを開発していることになります。Apex.AIとの協力とメタ・オペレーティング・システムの共同事業化により、コンチネンタルはその製品ポートフォリオに不可欠なコンポーネントを追加します。
戦略:テクノロジー企業とのパートナーシップ
コンチネンタルはテクノロジーパートナーを選び、密接に協力し、進化の道をしっかりと進みます。例えば、コンチネンタルは自動運転の鍵となる技術であるライダーセンサーの開発において、センサースペシャリストのAEyeと協力しています。最近では、人工知能 (AI) のエッジ・コンピューティング・プラットフォームのプロバイダー大手Horizon Roboticsと合弁企業を設立しました。 その目的は、Horizon Roboticsのアルゴリズムをコンチネンタルのスマートカメラシステムと制御ユニットへの統合です。幅広い運転機能を実現する組み込み型ソフトウェアソリューションは、コンチネンタルの子会社Elektrobitで開発されています。アジャイルなパートナーエコシステムを活用し、コンチネンタルはそのイノベーションのシリーズ生産をこれまで速いスピードで実現することが可能になります。
今回のApex.AIへの投資は、明日の持続可能なモビリティ実現に向け、テクノロジーを飛躍的に進歩させる、的を絞った投資とパートナーシップを厳選しているコンチネンタルのアプローチの一例です。Apex.AIとコンチネンタルの革新的なソフトウェアプラットフォームは、新たなソフトウェアソリューションの開発と実装においてお客様、パートナー、そしてコンチネンタルのITスペシャリストをサポートし、車両をモノのインターネット (IoT) に確実に統合するためのテクノロジーカンパニーのパートナーシップポートフォリオにおける重要なエレメントです。
コンチネンタルは、持続可能でコネクテッドなモビリティの未来に向けた革新的技術とサービスを開発しています。その歴史は1871年にさかのぼり、テクノロジーカンパニーとして、車両、機械、交通、運輸分野に向けた安全で、効率的、インテリジェントでアフォーダブルなソリューションを提供します。2020年度の売上高は377億ユーロで、世界58か国に約19万2000人以上の従業員を擁しています。2021年10月8日に創立150周年を迎えました。
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