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新型「アルメーラ」を発表【日産自動車】

2012年8月29日

ロシア市場向け専用に開発し、現地で生産される新型「アルメーラ」で主流市場へ高級感のあるモデルを投入

  ・時代を超えたデザインと使い勝手の良い装備
  ・大人5名に十分なスペースと大容量トランク
  ・非常に手ごろな価格 : Bセグメントの価格でDセグメントの空間
  ・ロシア市場向け専用に開発
        ・地面からのクリアランスを拡大
        ・アンダーボディの保護
        ・特別な防錆クロムメッキ加工
        ・トリアッティ工場の新しい生産ラインで品質を保証

日産自動車㈱(本社 : 神奈川県横浜市西区、社長 : カルロス ゴーン)は29日、モスクワ国際オートショー(一般公開日 : 8月31日~9月9日)において、ロシア市場特有の要件を満たした新型「アルメーラ」を発表しました。

「アルメーラ」は、広々とした室内空間をもちながら、力強いシャシーと実績あるドライブトレインにより磨きぬかれた性能を実現しました。現代的な日産らしいスタイリングと昔ながらの特徴を融合したデザインが、モダンでありながら時代を超えた外観を作り出しています。

「アルメーラ」はそのサイズ、装備、そして高い品質を非常に手ごろな価格で購入が可能で、最上のオーナシップエクスペリエンスを提供いたします。

同車の生産は、アフトワズ社(ルノー・日産アライアンスのロシアでの新しいパートナー)のトリアッティ工場の新たに作られた生産ラインで、グローバルな生産基準に完全に準拠した形で行われます。

ロシア日産のマネージングダイレクターであるフランソア・グーピル=ドゥ=ブイユは以下のように述べています。「私たちは、ロシアにおいて意欲的な拡大計画を策定しており、『アルメーラ』は市場が成長する上で主要な役割を担うでしょう。」

「このクルマを作るために、私たちは日本、欧州、ロシアの最高のエンジニアたちを集結させ、ロシア市場特有の市場要件について深く理解してもらいました。『アルメーラ』は100%ロシアのクルマですが、日産が世界で培ってきた開発およびデザインの知見を活用しています。『アルメーラ』は、ロシアのお客様のニーズと期待にピッタリ見合ったクルマです。」

価格については、2013年初頭の発売日が近付いたら発表する予定ですが、非常に競争力のある価格となっています。グーピル=ドゥ=ブイユは、「価格が明らかになれば、皆さん、このクルマの素晴らしい装備に驚かれるでしょう。新型『アルメーラ』は、Bセグメントの価格で、Dセグメントのクルマに期待できるような室内空間を提供します。」と述べました。

新型「アルメーラ」の概要
「アルメーラ」は、典型的な4ドアの5人乗りセダンで、時代を超えたデザインが日産のDNAをはっきりと表しています。長いホイールベースがゆったりとしたキャビンを作り出し、その一方で、ルーフからリアウィンドウ、トランクリッドにまで繋がる曲線の中に広々とした荷室が存在します。

フロントは、日産らしい幅広い4本のバーグリルが、ドアハンドルと同じようにクロムメッキ加工されており、質の高いイメージを強調しています。また、細部にまで気を配り作り出された「アルメーラ」では、このクロムメッキ加工に、日産が特別に開発した防錆技術が施されています。この技術では、ロシアで除氷に使用される化学物質からの影響に耐え、クロムメッキ加工を維持するような特別な三価クロム化合物が使用されています。

クラス最大の室内空間
大きく開口する4つのドアは、同じクラスの競合車と比べてもかなり大きく、室内への乗り降りを容易にしています。後席ニールームは、他の高級Dセグメント車よりも大きく取られており、大人3名が快適に過ごすことができます。この広い室内空間に加えて、500リッターの容量を持つトランクも、クラス最大級の大きさとなっています。

ラゲッジスペースも、このクルマを設計する際に配慮した点です。大きく開くトランクリッドと、実用的で深さのあるスペースには、障害物がありません。例えば、トランクリッドヒンジは隠されており、車載工具とジャッキも荷室スペースの邪魔にならないようにしまいこまれています。

リッド内側に取り付けられたハンドルにより、時に汚れているクルマの外側に触ることなく、トランクを閉めることができます。トランクフロアの下には、フルサイズのスペアタイヤを収納するのに十分な空間が確保されています。

前後のバンパー間の長さは4,656mmで、ホイールベースはクラス最大の2,700mmとなっています。

実績のある力強いシャシー
アルメーラ」がロシア特有の要件に対応するために欠かせないものが、そのシャシーです。それは、力強いストラット式フロントサスペンションとアクスルビーム式リアサスペンションを特徴としています。

フロントアンチロールバーは、ハンドリング性能を向上させる一方、リアサスペンションとともに快適な乗り心地を実現し、クルマが現地の条件に耐えることができるように強化されています。

テスト開発期間中、日産テクニカルセンター・ヨーロッパ(NTCE)のエンジニアは、サスペンションを現地の条件に合うよう微調整するためにロシアの様々な道路を何千kmも走行しました。

また、騒音低減のためにプラットフォームに厚めの鋼材が使われ、チッピングノイズやスプラッシュノイズが低減される一方、アッパーボディ構造が強化、高剛性化され、耐久性の向上を実現しています。

その結果、クラストップの快適性とハンドリングを提供しながら、厳しい冬の気候に耐え、ロシアのお客様のニーズに合うクルマが完成しました。

アンダーボディの保護
「アルメーラ」の耐久性の更なる証拠となるものが、車体の下にも見られます。荒れた路面に対応するための特別な保護措置として、エンジンルームの下側が2mmの厚さの鋼板でカバーされています。また、クルマの下にある傷がつきやすいブレーキと燃料管も鋼板で保護されています。

地面からのクリアランスは、エンジンを保護するための鋼板が据え付けられている部分で145mmとなっている他は、160mmとクラストップレベルの高さとなっています。

他にもクルマの下には、高速での安定性を高めるために空力性能を向上させる小型ながら非常に効率の良いエアロディフレクターが取り付けられています。

エンジン/トランスミッション
「アルメーラ」は、実績があり信頼性の高い1.6Lガソリンエンジンを搭載しており、競争力のあるパフォーマンス(最大出力75kW(102hp)、最大トルク145Nm)と経済性を実現しています。5速マニュアルトランスミッションと4速オートマチックトランスミッションから選ぶことができます。

冬季における性能も、パワフルなヒーターと換気システムにより向上し、低温始動性能も最適化されています(グレードにより、ヒーター付シートとヒーター付きドアミラーを装備)。ワイパーは、フロントガラスのできるだけ広い範囲をカバーするように設計され、補給の回数が少なくてすむ大容量5リッターのウォッシャータンクが搭載されています。補給が必要な場合も、エンジンルームの手の届きやすい場所にあります。

ロシア日産のマネージングダイレクターより
グーピル=ドゥ=ブイユは、以下のように述べています。「『アルメーラ』は日産にとって重要なクルマであると共に、ロシアにとっても重要なクルマです。Bセグメントの価格で、高級感とDセグメントの広さを実現することで、きわめて重要な主流市場に新たな活力をもたらします。日産は、ロシアで生産ラインとサプライチェーンに雇用を創出することで、同国の将来へ投資を行っています。」

「私たちは、外観、装備、品質に対する要求が高まってきているロシアのお客様にアピールするだけではなく、ロシア市場特有のニーズ、天候、道路状況にも対応するクルマを作り出すためにあらゆることを行ってきました。『アルメーラ』は、お客様の新しい基準と新しい要望に見合うよう設計されています。室内空間が非常に広く、きわめて快適で、長持ちするクルマとなっています。」

  

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