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中国・上海でのヘッドアップディスプレイ量産/販売を開始【日本精機】

2021年10月21日

  

中国・上海でのヘッドアップディスプレイ量産/販売を開始
~初の中国量産/吉利汽車(Geely Automobile)向けに納入~
世界4カ国5工場のHUD生産体制を構築

  

日本精機株式会社(本社:新潟県長岡市、社長:佐藤 浩一)は、連結子会社である上海日精儀器有限公司(中国上海市)において、2021年7月よりヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)の量産を開始しました。日本精機グループとして、初の中国国内でのHUD生産を、中国大手自動車メーカー「吉利汽車(Geely Automobile)」向けで執り行うこととなります。

HUDは、ドライバーの視界内のフロントガラス等に、車速や警告、ナビゲーション表示などの様々な情報を透過的に表示するシステムです。ドライバーの視界移動を最小限にすることで、安全運転をサポートするとともに、運転の快適性を向上するシステムとして、欧州・米州を先頭に市場が拡大し、近年、中国においてもHUD市場が拡がりを見せています。

上海日精儀器における初のHUD中国量産機種は、吉利汽車の大型SUV「Lynk & Co 09」に搭載され、2021年11月に中国市場で発売が開始される予定です。車両のフロントガラスに投影するウインドシールドタイプのHUDとなります。

当社は1998年より日本の新潟県長岡工場においてHUDの生産を開始し、その後、広島の「NSウエスト社」、米国オハイオ州の「ニューサバイナ インダストリーズ社/New Sabina Industries, Inc.」、英国「ユーケー エヌ・エス・アイ社/UK-NSI Co., Ltd.」と、HUD生産拠点を拡充してまいりました。これに上海日精儀器が加わることで、世界4カ国5工場のHUD生産体制が構築されたこととなります。また、欧州 ポーランドの「エヌエス ポーランド社/Nippon Seiki Poland Sp. z o.o.」での量産に向けた準備も進めており、2022年春の稼働を予定しています。

日本精機グループは、今後も市場の伸びが期待されているHUD市場において、強みである光学設計・生産技術、設計から製造までの一貫した生産体制、顧客対応力/サポート力、グローバルに展開する開発拠点・製造拠点を活かして安心・安全な車社会への貢献に努めてまいります。

  

吉利汽車「Lynk & Co 09」

  

「Lynk & Co 09」HUD表示

【写真提供: 吉利汽車(Geely Automobile)】

  

  

  

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