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Hondaにかかわる全ての温室効果ガス排出量を業界で初めて開示【本田技研工業】
2012年8月25日
Hondaは本日、グローバルでの事業活動やお客様の製品使用時を含むHondaにかかわる全ての温室効果ガス排出量を業界では世界で初めて※1開示しました。
Hondaは、モビリティーに携わる会社として責任を持って温室効果ガス排出量を算定し、開示をすることで、全世界での温室効果ガス低減に向けた取り組みを積極的に推進、Honda LCA(ライフサイクルアセスメント)システムをさらに拡大させます。
なお、今回開示した温室効果ガス排出量は、世界で最も広く利用されているGHGプロトコル※2に準拠し算定しています。また、GHGプロトコルは事業活動の項目により、大きくスコープ1~3の3つに分類されており、Hondaはこのうち、スコープ1およびスコープ2の全てを2009年に、スコープ3の一部(カテゴリー11)を2012年6月20日よりすでにグローバルで開示しています。今回、スコープ3のカテゴリー11以外も全て開示したことにより、GHGプロトコルが規定する全ての温室効果ガス排出量を開示したことになります。
さらに、Hondaはスコープ3・カテゴリー11の算出に必要となる、お客様による製品の生涯使用年数や年間走行距離などの計算条件を、Webコンテンツである「環境ドキュメンタリー Honda Face」(URL : http://www.honda.co.jp/environment/face/2012/)にて公開しました。
※1 Honda調べ
※2 GHGプロトコル=The Greenhouse Gas Protocol(温室効果ガスプロトコル)。持続可能な発展のための世界経済人会議(World Business Council for Sustainable Development)と世界資源研究所(World Resources Institute)が主体となり、GHG算定のために定めたガイドライン
Hondaの2011年度温室効果ガス排出量(GHGプロトコルに準拠)
※3 CO2eとは、CO2 equivalentの略であり、京都議定書で決められた6つの物質(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、六フッ化硫黄)を二酸化炭素(CO2)に換算した数値です
スコープ3 カテゴリー別内容
※ Hondaは、以下の理由によりスコープ3の算出からカテゴリー8、9、13、14を除外しています
・ カテゴリー8 : リース資産(上流)は、自社消費(スコープ1とスコープ2)で計上
・ カテゴリー9 : 輸送、配送(下流)は、カテゴリー4:輸送、配送(上流)で計上
・ カテゴリー13 : リース資産(下流)は、カテゴリー11:販売した製品の使用で計上
・ カテゴリー14 : フランチャイズ店舗は無いため対象外
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