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「スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R」が初優勝【日産自動車】

2012年8月27日

~ スーパー耐久シリーズ第4戦 レースレポート ~


8月25~26日 岡山国際サーキット(岡山県)

スーパー耐久シリーズ(S耐)第4戦が岡山国際サーキットで開催され、GT3クラスに参戦している#24 「スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R」(藤井誠暢/GAMISAN/千代勝正)が今季初優勝を飾りました。


決勝レースでは、オープニングラップで多重クラッシュが発生。このクラッシュで、ST3クラスの#5「岡部自動車メーカーズZ34」(今村大輔/安宅光徳/白井剛)がリタイアとなりました。

セーフティカーランが終わり再スタートが切られると、#24 GT-Rはスタートドライバーの藤井がプッシュを重ね、一気にリードを広げていきました。3時間レースのほぼ3分の1を消化したところで、第2スティントを担当するGAMISANに交代。このスティントでも2番手との差を広げ、一時は1分以上の差をつけていました。62周を終えたところで、第3スティントを担当する千代に交代。レース終盤はコース上にオイルがまかれたり、周回遅れのマシンの集団を何度もパスしなければならなかったりと、序盤のようにリードを広げるような展開にはなりませんでしたが、SUPER GTでもGT-R GT3に乗っている千代は落ち着いた走りでチェッカーまでマシンを運びました。#24 GT-Rは、デビューから2戦目での初優勝となりました。

ST1クラスでは、スタート直後のセーフティカーランの間に2回義務付けされているピットインのうち1回を消化した#3「ENDLESS・ADVAN・380RS-C」(峰尾恭輔/谷口行規/高木真一)がレース後半に2番手に大差をつけてトップに立ちましたが、最終スティントでマシンにトラブルが発生し緊急ピットイン。修復作業に時間がかかりましたが、3位でチェッカーを受けました。

ST3クラスでは、予選クラス5番手からスタートした#35「assetテクノZ33」(小泉和寛/吉田広樹/堀田誠)が3位でゴールし今季初表彰台を獲得。終盤に、#35 Zをかわして逆転2位を獲得したのは、予選クラス6番手からスタートした#15「岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34」(長島正明/田中徹/田中哲也)でした。また、今大会にスポット参戦した#63「リールレーシング&レイジュンZ33」(OSAMU/池谷勝則/田中勝喜)は完走周回数に満たなかったものの、クラス6番目にチェッカーを受けました。

毎戦、学生メカニックがチームスタッフとしてレースを戦う#24 GT-R。今回は日産横浜自動車大学校と合わせて姉妹校の日産京都自動車大学校の学生が約50名参加しました。練習走行の行われた金曜日、#24 GT-Rは他車と接触しマシンを破損してしまいましたが、プロメカニックと学生メカニックが共同でマシンを修復。予選日にも電気系のトラブルが発生していましたが、それらをはねのけドライバーたちが気迫のこもった走りで初のポールポジションを獲得。さらに翌日には初優勝も飾り、学生たちも喜んでいました。

藤井誠暢(GT3クラス決勝優勝)
「今年から始まったプロジェクトですが、その記者会見で近藤監督が優勝宣言をしていたので、なんとか早く優勝を果たしたいと思っていました。今回は学生が大勢応援に来てくれていて、たくさんの応援を受けて走ったこのレースで優勝できたこと、そしてFIA GT3車両のGT-RのS耐での初優勝を果たすことができて、本当に嬉しいです」

スーパー耐久シリーズ 第4戦 GT3クラス

スーパー耐久シリーズ 第3戦 ST-1クラス

スーパー耐久シリーズ 第4戦 ST-3クラス


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