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大型3D積層造形機EXF-12の量産機を発表【エクストラボールド】

2021年9月1日

  

ExtraBoldが大型3D積層造形機EXF-12の量産機を発表
〜純国産の工業用グレードの大型積層造形機EXF-12の量産機を販売開始〜

  

株式会社ExtraBold(本社:東京都墨田区、代表取締役:原雄司、以下「エクストラボールド社」)が、昨年すでに発表している量産試作機をベースに、工業用グレードのペレット材が使える樹脂押出方式の大型3D積層造形機(3Dプリンター)の量産機「EXF-12」を発表いたしました。販売開始は2021年9月からを予定しています。

■従来の樹脂押出方式“3Dプリンター”とは一線を画す「純国産の工業用グレードの“3D積層造形機”」


EXF-12外観(CGイメージ)

EXF-12は、樹脂ペレット材を射出成形スクリューを利用した独自設計のヘッドにより熱溶解押出積層造形する方式の製造業向け工業用グレードの大型3D積層造形機です。一般的な樹脂ペレットやリサイクル樹脂ペレットも材料として利用可能です。低コストでの大型造形を実現した今回リリースする量産機は、開発から製造までALL JAPAN MADEによる製造業向けの工業用グレードマシンです。一般的に普及している小型の3Dプリンターや実験機レベルの類似方式の3Dプリンターの以下のような課題の解決を目指しました。

1) 造形時間がかかる 2) 造形可能サイズが小さい 3) 材料の選択肢が少ない 4) 製造業向けではない

■量産機の特徴

1. 射出成形スクリューを応用した独自開発の3Dプリントヘッドで最大15kg/1hの安定した高速造形を実現
2. 量産機用に新規設計した高剛性フレームとボールねじ、そしてFANUC制御により安定した動作を実現
3. 樹脂収縮を極力抑える専用設計のチャンバールーム(造形エリアの温度コントロール)
4. 様々な汎用の樹脂ペレット材やリサイクル樹脂ペレット材も利用可能
5. 造形可能サイズは最大で1700mm x 1300mm x 1000mm

EXF-12量産機の特徴

■量産機の製造に際して

・KOBASHI ROBOTICS株式会社と協業し量産機製造をスタート!
安定した量産を進めるため、小橋工業株式会社のグループ会社であるKOBASHI ROBOTICSへ量産体制の構築および量産機の製造を委託。同社は、開発から試作、量産・物流まで、ものづくりの各プロセスを包括的に支援するサービスを提供しており、同社の工場にて、エクストラボールドの技術メンバーと共に量産機を製造しております。KOBASHIグループの協力により、品質の高い工業用グレードの大型3Dプリンターの量産化に成功しました。

・外装デザインは話題のクリエイター集団seccaに依頼
金沢を拠点にものづくりに取り組む話題のクリエイター集団secca(https://secca.co.jp/)に外装デザインを依頼。洗練された外装デザインはもちろんのこと、使い勝手の良い操作性を配慮したハードウェアインターフェースなどの監修を担当してもらいました。

■ターゲット市場と今後の見込み
自動車などのパーツや家具などそのまま製品として利用することはもちろん、住宅関連、大物の樹脂型、鋳造などのマスターモデルなどでの活用も想定しております。すでに、第一号ユーザーとして、愛知県の自動車関連部品や試作金型メーカーの株式会社前田技研(https://www.maedauni.co.jp/maeda-giken/)から先行受注しており、9月に納入予定をしております。2022年度は10台を予定しており、まずは国内市場をターゲットに近い将来に、海外への販売も計画しております。尚、詳細なスペック、販売価格、納期などについては、以下弊社までお問い合わせください。

■株式会社ExtraBoldについて
設立年月:2017年12月
所在地:東京都墨田区横川一丁目16番3号 センターオブガレージ内
代表者:原雄司
資本金:1億8千345万円
事業内容:大型3Dプリンター及びプリントヘッドの設計、開発、販売
     その他3Dデジタルツールの開発、販売
     公式サイト:https://extbold.com

  

  

  

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