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中型トラック「日野レンジャー」を改良して新発売【日野自動車】
2021年8月2日
日野自動車、中型トラック「日野レンジャー」を改良して新発売
高速道路や一般道など、あらゆるシーンの予防安全対策で安全運転をサポート
日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:小木曽聡、以下 日野)は、中型トラック「日野レンジャー」を改良し、安全装備を大幅に拡充して本日発売します。
日野は、商用車メーカーの社会的責務として安全技術の開発・普及に取り組んでおり、中型トラックにおいては事故の被害が大きくなりやすい高速道路走行時の対策から安全装備を拡充してきました。今回の改良では、サイトアラウンドモニター、ドライバー異常時対応システム(EDSS)、オートヘッドランプを標準装備※としています。一般道での事故対策も拡充し、万が一の事故防止に貢献します。
※一部車型を除く
【主な特長】
■サイトアラウンドモニターシステム
車両左右前端に設置したセンサーが、衝突のおそれがある車両を検知し、警告音とメーター表示でドライバーに注意喚起します。大型トラック「日野プロフィア」で実用化しているサイトアラウンドモニターシステムの検知速度域を拡大して機能向上させ、右左折時の出会い頭などドライバーの安全確認をサポートします。
■ドライバー異常時対応システム(EDSS)
ドライバーモニターⅡや車線逸脱警報によりドライバーの運転姿勢や車両の挙動をモニターし、体調急変などによるドライバーの異常な状態を自動検知して徐々に減速し車両を停止させます。一部車型に標準装備、その他全車にオプション設定します。
■PCS(プリクラッシュセーフティシステム)
先行車などを検知し、警報ブザーとディスプレイ表示でドライバーに危険を知らせ、衝突回避の支援を行うシステムです。従来から標準装備しているPCSの機能を向上させ、車両や昼の歩行者だけでなく自転車運転者や夜間の歩行者も検知対象となりました。
PCSはトヨタ自動車株式会社の登録商標です。
■オートヘッドランプ
周囲が暗くなると自動的に点灯し、夜間の視認性を向上させます。
日野は、豊かで住みよい持続可能な社会の実現を目指して、中期経営戦略「Challenge2025」において「安全・環境技術を追求した最適商品の提供」「最高にカスタマイズされたトータルサポート」「新たな領域へのチャレンジ」の3つの方向性で取り組んでいます。今後もお客様の物流におけるパートナーとして貢献できるよう、挑戦を続けてまいります。
■東京地区希望小売価格(車両総重量8t 代表車型)
車名・型式 | 仕様 |
エンジン
トランスミッション |
価格
(税抜き) |
日野レンジャー
2KG-FC2ABG |
広幅
標準ルーフ・ベッドレス リヤエアサス 株式会社トランテックス製 ウイングバン完成車 |
A05C<A5-Ⅵ>
155kW(210PS) DPR-Ⅱ(尿素レス) Pro Shift 6 |
11,873,400円
(10,794,000円) |
日野レンジャー
2PG-FD2ABA |
広幅
標準ルーフ・ベッド付 リーフサス 平ボデー完成車 |
A05C<A5-Ⅴ>
177kW(240PS) DPR+尿素SCR 6MT |
9,769,100円
(8,881,000円) |
以上
【SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献】
日野では、自由に安全に効率的に、人と物が移動する「豊かで住みよい持続可能な社会」の実現を目指し、お客様・社会への価値提供として①日野車による「交通死亡事故ゼロ」、②「CO₂排出量の大幅削減」、③「お客様ビジネスの発展支援」、④「人流・物流の更なる効率化」の4つに取り組んでいます。
本件は、①日野車による「交通死亡事故ゼロ」を通じて、SDGsの以下の目標達成に貢献します。
安心・安全で、環境にやさしく、人と物が、自由に最適に移動できる社会の実現
交通死亡事故ゼロ、CO₂排出量の大幅削減、人流物流のさらなる効率化によって、「豊かで住みよい持続可能な社会」実現を目指します。
(参考)
SDGsと日野の戦略・取組み(PDF)
安心・安全で、環境にやさしく、人と物が、自由に最適に移動できる社会の実現(PDF)
トラック・バス事業における各ステップで、環境負荷最小化(PDF)
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