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ばら積運搬船「HSL ATHENS」の引き渡し【川崎重工業】
2021年3月18日
ばら積運搬船「HSL ATHENS」の引き渡し
ばら積運搬船「HSL ATHENS」 |
川崎重工は、本日、中国遠洋海運集団有限公司と共同運営している南通中遠海運川崎船舶工程有限公司(NACKS、中国南通市)において、MAGNUS LINE INC. (マグヌス ライン インク) 向け81型ばら積運搬船「HSL ATHENS(エイチエスエル アセンス)」(当社第8059番船/NACKS第322番船)を引き渡しました。
本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。
<引き渡し>
2021年3月18日
<主要目>
全長
幅(型) 深さ(型) 満載喫水(型) 総トン数 載貨重量 貨物倉容積 主機関 航海速力 乗船定員 船級 船籍 |
228.90 m
32.24 m 20.20 m 14.50 m 43,987 81,973 t 97,762 m3 MAN B&W 6S60ME-C8.5 ディーゼル機関 1基 連続最大出力 9,670kW × 89回転/分 約 14.2 ノット 25名 ロイド船級協会 マーシャル諸島 |
<特 長>
1)船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石などの貨物を搭載可能な7つの船倉を有しています。
2)省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載するとともに、推進効率の高い形状のプロペラ、当社が
開発したカワサキフィン付ラダーバルブおよびコントラフィン付セミダクトなどの推進性能に寄与する
技術を採用し、燃費の向上を図っています。
3)省エネルギー技術の採用によって燃料消費量およびCO2排出量を低減させることで、本船に要求される
EEDI規制※のフェーズ1のみでなく、フェーズ2相当の削減量を達成しています。
※ EEDI(Energy Efficiency Design Index)規制:
1トンの貨物を1マイル運ぶ際に排出されるCO2のグラム数として定義されるエネルギー効率設計指標(EEDI)を用いて、新造船の省エネ性能に関する規制値への適合を強制する国際規制。フェーズ1ではフェーズ0から10%のCO2削減、フェーズ2ではフェーズ0から20%のCO2削減が要求される。EEDI規制値は建造契約日と引渡日に応じて段階的に強化される。
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