ニュース
ストロングハイブリッド（フルハイブリッド）車の排ガス削減を可能に 【ヴィテスコ・テクノロジーズ・ジャパン】
2021年3月2日
ヴィテスコ・テクノロジーズ、ストロングハイブリッド（フルハイブリッド）車の
排ガス削減を可能に 日本初となるトレーラーハウス車台の型式認証を取得
こちらは現地時間2021年2月22日にドイツ・レーゲンスブルグで発行されたプレスリリースの抄訳です。英文の原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。
・電気加熱式触媒による電動化の最適利用
・ヴィテスコ・テクノロジーズ、実績のあるEMICATソリューションでストロングハイブリッド
（フルハイブリッド）車に参入
・コールドエンジンスタート時のエミッションを削減するための重要な技術
・新しい高効率エレクトロニクスのDC/DCコンバーターが加熱触媒ディスクに電気を供給しエミッションを即座に浄化
・電気加熱技術は12V、48Vでもすでに実装済み
先進パワートレイン技術と電動化ソリューションのリーディング グローバル サプライヤーであるヴィテスコ・テクノロジーズは、ストロングハイブリッド（フルハイブリッド）車にも電気加熱式触媒の使用を可能にしました。新しいDC/DCコンバーターにより、ストロングハイブリッド（フルハイブリッド）車でも電気加熱式触媒EMICATの加熱ディスクに電気を供給できるようになります。電気加熱式触媒はすでに内燃エンジン車やマイルドハイブリッド車で実装されています。
試行錯誤を重ねたEMICAT電気加熱式触媒と新しいDCDCコンバーターの完璧な組み合わせが、 厳しい状況下のエミッションを削減 |
|
ヴィテスコ・テクノロジーズにとって高電圧分野における加熱技術の利用は既存製品からの転用技術です。革新的なe-catalystは、実際の運転で最も低いエミッションを可能にし、ユーロ7などの今後の規制においてますます重要になっています。 「効率的な電動化には、インテリジェントなソリューションが必要です。試行錯誤を重ねたEMICAT電気加熱式触媒と新しいDC/DCコンバーターの完璧な組み合わせにより、厳しい状況下、つまり内燃エンジン再始動時のエミッションを削減します。」とヴィテスコ・テクノロジーズのセンシング＆アクチュエーション ビジネスユニットの責任者であるクラウス・ハウは話します。 「プラグインハイブリッド向けの電気加熱式触媒コンバーターにより、電動化のための追加オプションを市場に提供します。」とも話しました。 |
革新的なe-catalystは、実際の運転で最も低いエミッションを可能に、ユーロ7などの今後の規制においてますます重要となる |
CO2削減効率とコールドエンジンスタート時の低エミッション化がプラグインハイブリッドの課題
ハイブリッド車は、頻繁にエンジンを止め、代わりに電気を使うことで二酸化炭素の削減効果を高めます。これによりエンジンが長い間停止し、車両がCO2を排出しない状況となります。この時エンジンは冷却されるため、エンジンの再始動時は排気の流れも冷たく、触媒中の汚染物質ガスを浄化するには冷たすぎる可能性があります。「言い換えれば、特に効率的なハイブリッド車の場合、コールドスタートが必ず起こります。実際の運転サイクルにおけるコールドスタート時にエミッションの大部分を生成するので、エミッション削減の観点からコールドスタートが課題となります。」とヴィテスコ・テクノロジーズのキャタリスト＆フィルターの責任者であるロルフ・ブルックは話します。電動化車両で最大限にCO2を削減したい場合、すべてのコールドスタート時に解決策が必要です。
これまで200-450Vの高電圧システムから加熱ディスクに直接電気を供給できなかったため、この排ガス後処理の方法は人気のプラグインハイブリッドのようなストロングハイブリッド（フルハイブリッド）車では使うことが出来ませんでした。新たに開発されたDC/DCコンバーターは駆動システムの高電圧を低電圧に変換、加熱ディスクに電気を供給し、最先端のプリント基板技術と小型の最新部品により95%の高効率とコンパクトな設計を実現しています。
加熱ディスクとDC/DCコンバーターから成るこのシステムソリューションは、将来、世界中の厳しい排出基準にむけて、排気ガス後処理システムをアップグレードします。
新しいDCDCコンバーターにより、ストロングハイブリッド（フルハイブリッド）車でも電気加熱式触媒EMICATの加熱ディスクに電気を供給、電動化のための追加オプションの提供を可能に |
「この新しいコンバーターは、分岐した出力を介して複数の加熱ディスクを備えたマルチフロー排気システムに電力供給できるように設計され、量産開始は2023年を予定しています。 中期的には、我が社のDC/DCコンバーター技術は大きく電気を消費する他の機能にも使用する可能性があります。例えば、電動スタビライザーや電動ステアリング アシストなどです。」とヴィテスコ・テクノロジーズでハイボルテージ エレクトロニクスの製品責任者であるアレクサンダー・リッヒは付け加えました。 ヴィテスコ・テクノロジーズは、パワートレイン電動化のエレクトロニクス、ソフトウェア、完全統合システムを提供する世界でも数少ないサプライヤーの１社です。48Vシステムおよびプラグインハイブリッド用の革新的ソリューションのポートフォリオは、バッテリーベースの電動ドライブ デバイスまで幅広く対応しています。非常に複雑なパワーエレクトロニクス、インテリジェント センサーテクノロジー、機電一体型アクスルドライブ、バッテリー マネージメント、エネルギー マネージメント、およびサーマルマネージメントシステムなどの製品群により、個々のコンポーネントから洗練された統合システムまで提供しています。 
|
ヴィテスコ・テクノロジーズ 企業サイト：https://www.vitesco-technologies.com/ja/
ヴィテスコ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社ホームページはこちら
