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新製品情報 真空グリッパー FQE 【シュマルツ】

2021年2月19日

新製品情報 真空グリッパー FQE

産業ロボットでの自動搬送だけでなく人との協働作業でも活用可能!
様々な形状・サイズのワークに対応する汎用ロボットハンド!

真空機器専門メーカーであるシュマルツ株式会社(横浜市都筑区)は、段替えなしで様々なワークの搬送が可能な 汎用真空グリッパー FQEを新しくラインアップいたしました。

主な特長:
①数量や形状が異なるワークでも、ハンド交換なしで汎用的に搬送可能な真空グリッパー
②同等サイズの従来品から最大70%軽量化、さらによりエア効率の良いエジェクタを内蔵し生産性の向上に寄与
③協働ロボットの安全上の規格であるISO/TS 15066に準拠し、産業用ロボットを使用した自動搬送だけでなく、
 協働ロボットでの人との協働作業にも活用可能
④真空発生器の有無やサイズ、吸着面の種類など、要件に合わせて構成可能なモジュール式システム
⑤各社ロボットメーカー向けのロボセットをラインアップ、導入時の部品選定や取付の手間を軽減

製造現場においては、顧客ニーズの多様化により、単一のラインで複数種の製品を製造し、またそのために多様な部品の取り扱いが求められることが多くあります。従来であれば、それぞれのワークに合わせたハンドを設計・製作し都度ハンドを取り換えることで対応していましたが、専用ハンドの製作や段替え時間は大きなコストであり、この削減が1つの課題でした。
シュマルツでは、早くより段替えなしでの汎用搬送が可能な真空グリッパーシリーズをラインアップし、日本市場においても10年以上にわたりお客様からのご好評をいただいておりましたが、この度、さらに軽量ながらも効率の良い汎用搬送が可能な真空グリッパー FQEシリーズをラインアップしました。

真空グリッパー FQEは、様々な形状のワークに汎用的に使用いただけるロボットハンドです。吸着面からのエアリークを抑制するバルブ機構を標準搭載しているため、吸着面が完全に覆われていない場合でも安定した搬送を行うことができます。サイズや形状の異なるワークや、複数個ワークの一括搬送などに適しています。ワークが変わってもハンドを取り換える必要がないため、段替えによるロスタイムを削減し、生産性の向上に寄与します。
小物ワークの搬送から袋製品・箱など包装品のパレタイジング、自動車部品、電子半導体部品の搬送など、幅広い業界で活用いただけます。

FQEは、高効率の真空発生器が一体になった「FQE-X」と、外部からの真空エア供給で作動する「FQE-M」の2タイプがあります。「FQE-X」に内蔵される真空発生器は、従来品の約半分のエア消費量ながらも高い吸込み量を実現できるため、サイクルタイムの短縮だけでなく運用コストの削減にも寄与します。

産業ロボットでの自動搬送工程はもちろん、協働ロボットを使用した人との協働作業でも活用いただくことができます。協働ロボットの安全上の規格であるISO/TS 15066に準拠した丸みを帯びたデザインと、最大約64dbという低いノイズレベルは、作業者の負荷を低減し、安全性の高い作業を実現します。

FQEでは、120x60mm、220 x 80mm、300 x130mmの3種類のグリッパーサイズと真空発生器の有無、真空パッドまたはスポンジという吸着面のタイプをはじめ、さまざまなアクセサリなどをお客様の要件に合わせて、自由に構成することができます。さらに、各社ロボットメーカー向けのフランジ、電気接続ケーブルなどがセットになった「ロボセット」もラインアップし、間接部品の選定や取付などの導入時の手間を削減します。

2月24日から26日に東京ビッグサイトで開催される「 Tokyo Pack 2021 」および、3月9日から12日に 愛知県国際展示場で開催される「国際物流総合展 2021」にて本製品を出展いたします。 ぜひご来場ください。

【搬送動画公開中!】
弊社ホームページにて、さらに詳しい製品説明をご覧いただけます。
【新製品】真空グリッパー FQE シュマルツ株式会社








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