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100%電気商用車「e-NV200」の投入に向けた実証運行をフェデラル エクスプレスと開始【日産自動車】

2012年7月11日

日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は11日、フェデラル エクスプレス(フェデックス、本社:東京都千代田区、北太平洋地区担当副社長:氏家 正道)と協働で、多目的商用バン「NV200」をベースとした100%電気商用車「e-NV200」の発売に向けた実証運行を7月中旬より実施すると発表しました。

今回の実証運行では、7月中旬からの1ヵ月間、日産が貸与した「e-NV200」のテストカー1台を、フェデックスがおもに横浜地域での配送車両として活用し、国際航空貨物のデリバリー業務における実用性を確認します。
フェデックスとは、昨冬欧州において同様の実証運行をすでに実施していますが、今回はそれに続くものとして、国内で実証を行うものです。

100%電気商用車「e-NV200」の将来の市場投入に向けては、すでに複数の大手フリート企業と実証運行を実施してきており、2012年に入ってからは、日本においてイオンリテール㈱と、また欧州では、ブリティッシュガスなどとの実証運行によっていただいた貴重なご意見を、同モデルの開発に反映しています。


ファミリーやビジネスユーザー向けに、多機能で広い室内空間を提供する100%電気商用車「e-NV200」は、商用車市場に革新をもたらすと同時に、電気自動車市場での日産のリーダーシップをより強固なものとする役割を担います。ベース車である「NV200」が誇る室内の広さ、多用途性、実用性はそのままに、100%電気自動車「日産リーフ」のパワートレインが生み出す先進性により、走行時の二酸化炭素の排出量をゼロとしながら、電気自動車ならではの卓越した加速性や静粛性を提供します。その上で、多くの企業にとって最も重視するポイントのひとつであるランニングコストについて、同クラスの商用車をリードする優れたレベルを実現します。

フェデックス北太平洋地区担当の氏家正道副社長は、今回の「e-NV200」の実証運行について、次のように話しています。「フェデックスでは、2005年を基準に、2020年までに集配車両の燃費効率を20%改善するという目標を掲げて、環境に対するあらゆる取り組みを全世界で行っています。より効率性の高い集配車両へのシフトを順次進めており、電気自動車や代替エネルギーで駆動する車両に対する投資を強化しています。今回、開発段階にある『e-NV200』をテストし、フィードバックすることで、日産様へ貢献できることを嬉しく思います。フェデックスは、より環境に配慮した信頼性の高いサービスをお客様に提供することをお約束しています。」

なお、ベース車である「NV200」は、先般、次世代のニューヨークタクシーに選定されたモデルで、グローバルレベルでのお客さまのニーズを視野に入れた、ビジネス、デイリーユース、レジャーなど、あらゆるシーンで幅広く使用できる新世代の小型商用車です。
日産は、「NV200」をすでに世界約40カ国で販売しており、お客さまからは、広い室内空間や燃費の良さ、優れた走行性能、魅力的なデザインなどが高い評価を得ています。同車は2009年度より、日本および欧州を皮切りに、中国やマレーシアなどで販売されており、今後は、米国やインドでの投入も予定しています。

日産はゼロ・エミッションの領域でリーダーとなることを目指しており、電気自動車の開発を行うだけではなく、電気自動車を普及させ、持続可能なモビリティを推進するための包括的な取り組みを行っています。ルノー・日産アライアンスは、世界各国の政府や自治体、企業などと合わせて既に100件を超えるゼロ・エミッションモビリティに関するパートナーシップを締結しています。また、リチウムイオンバッテリーの生産、充電インフラの整備、内製急速充電器の開発、リサイクル、バッテリーの2次利用への取り組みなども行っています。

※日本名はNV200バネット


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