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富士重工業 ボーイング787向け 中央翼組み立てラインを増設【富士重工業】

2012年7月11日

富士重工業は、航空宇宙カンパニー半田工場(愛知県半田市)のボーイング787型機 中央翼組立ラインを増設し本日7月11日から生産を開始しました。

今回の増設は、ボーイング787型機中央翼の組立ラインを2ラインから3ラインへ増やすもので、ボーイング 787型機の派生型である胴体延長型機(787-9)の生産開始への対応とともに、月産10機への増産に向けた対応となるものです。新ラインは既存ラインと同様に中央翼組立、主脚収納部との一体化、塗装ブース、システム艤装の各工程を有します。

ボーイング787型機は機体構造の50%に炭素繊維複合材を採用する最新型の旅客機で、世界的に受注が好調に推移しています。当社が開発・製造を担当している中央翼は、炭素繊維複合材とチタン合金が主体の構造となっており、主翼と胴体を結合するという高度な設計技術と製造技術が要求される機体構造の心臓部です。

富士重工業は、本年4月に「2011ボーイング・サプライヤー・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞するなど、当社の技術、品質はボーイング社から高い評価いただいています。今後もボーイング社と良好な関係を維持発展させ、高い信頼関係を維持すると供に、自社の技術をさらに磨き、世界の航空機産業において存在感のある地位を築くよう努めていきます。


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