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大型観光バス新型「エアロエース ショートタイプMM」を安全性を強化し発売【三菱ふそうトラック・バス】

2012年7月2日

三菱ふそうトラック・バス㈱(代表取締役社長 アルバート・キルヒマン、本社:神奈川県川崎市 以下:MFTBC)は、大型観光バス「エアロエース ショートタイプMM」を、安全性能を強化し本日7月2日(月)より全国の三菱ふそう系販売会社及びMFTBC地域販売部門から発売します。

2012年7月より施行された安全規制※1に適合するとともに、アクセルとブレーキが同時に操作された際に、ブレーキ操作が優先されるブレーキオーバーライドシステム(BOS)を国内の全長9mクラスの大型観光バスで初めて搭載しました。
また、側方の視界を充分に確保できる新開発のサイドビューカメラを標準装備し、安全確認性能を大幅に向上させました。
その他に、シートまわりについても取付け強度及びシートバック緩衝性を向上させ、乗員の安全性を高めました。

今後も引き続きMFTBCは、安全に関する技術開発・実用化を進めてまいります。

※1 ECE規制(ヨーロッパ経済委員会が定める国際基準)に準じた安全規制。

大型観光バス新型「エアロエースショートタイプMM」の主な特長

国内クラス初のブレーキオーバーライドシステムを標準装備し、安全性を強化
全車に新開発のサイドビューカメラを標準採用
2012年7月に施行された安全規制に対応し、乗員の安全性を向上

1. 商品特長

(1)クラス初のブレーキオーバーライドシステムを標準装備
全長9mクラスの大型観光バスではクラス初の搭載となる、ブレーキオーバーライドシステムを標準装備しました。アクセルペダルを踏んだままの状態でブレーキペダルを踏んだ際に、ブレーキを優先することで誤操作による事故を防ぎ乗員、乗客を守ります。

(2)新開発のサイドビューカメラを全車標準装備
左側ミラーステーに内蔵したカメラで捉えた側方画像を運転席のモニター画面に映し出すシステムです。これにより、左折時、車線合流時、駐車場出発時等において、直視困難であった箇所の間接確認が可能になり、安全性が高まりました。加えて、ミラーの鏡面設計を改良することで視界をより一層拡げました。

(3)シートおよびシートベルトの安全性を向上
運転席に多重感知式ELR3点式シートベルトを採用し、客席には多重感知式ELR2点式シートベルト(最前列客席と最後尾中央客席には多重感知式ELR3点式シートベルト)を採用しました。その他にも、より強い衝撃に耐えられるようにシート取り付けの強化、ならびにシートバックの緩衝性を向上させることで衝突時の衝撃軽減も図っています。

(4)その他
① 客席まわり装備品の改良
荷物棚の断面形状を変更し荷物の安定性を高めるとともに、荷物の確認が容易なシースルータイプとしました。
ウォームランプ及び読書灯をLED化しました。
② 尿素水タンク容量を増大
尿素水容量を22ℓから25ℓへと増量しました。

2. 販売目標台数

3. 東京地区販売価格 (消費税含む)

MFTBCは中期経営目標である「FUSO 2015」を2011年に策定しました。5つの柱からなるゴールの一つである「顧客満足度 No.1」は、満足される商品、信頼される営業、頼りになる整備力、そして魅力あるブランドと商品からサービスまで、全てにおいて顧客満足度No.1を目標としています。また、「業界をリードするグリーン・イノベーション(環境貢献企業)」では、「2015年までCO2排出量7.5%削減」を目標にしており、環境・燃費性能に優れた商品をお客様に提供して参ります。


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