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ボーイング、ストラタシスのAntero 800NA材料を3Dプリンティングによる航空機部品向けに認証【ストラタシス・ジャパン】

2020年11月10日

ボーイング、ストラタシスのAntero 800NA材料を3Dプリンティングによる航空機部品向けに認証
他の材料と比較し高い耐薬品性と疲労耐性を備えたPEKKベース材料、
ボーイングにポリマー航空機部品向けの新しい高性能オプションを提供

Stratasys Ltd.(以下ストラタシス)は、米ボーイングがAntero 800NA熱可塑性プラスチックを3Dプリンティング材料として認証したと発表しました。この認証により、高い耐熱性を持つAntero 800NAのボーイング航空機部品への使用が可能になりました。

Antero 800NA(https://www.stratasys.co.jp/materials/search/antero-800na )は工業グレードのストラタシスFDM® 3Dプリンタ向けに開発されたPEKK(ポリエーテルケトンケトン)ベースのポリマーです。ボーイングは800NA材料の性能に関する広範な評価を実施した後、BMS8-444仕様をリリースし、800NAを認証製品リスト(QPL)に追加しました。800NAはストラタシスの材料として初めて、ボーイングにより高い耐薬品性や疲労要件が求められるアプリケーションへの使用向けに認証されました。

ストラタシスの航空宇宙担当バイス・プレジデントのScott Sevcikは、「ボーイングはこれまで3Dプリンティングによる部品が使用不可能だったアプリケーションに対するAnteroの優れた有用性を評価しました」と述べ、さらに「アディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)はオリジナル部品とMRO(保守・修理・点検)の両方において、航空宇宙サプライチェーンをシンプルにする大きなメリットを提供します。しかし、厳格な飛行要件に対応する頑丈な材料が必要とされています」と語りました。

Antero材料ファミリはAntero 800NAとAntero 840CN03で構成されており、Antero 840CN03は静電気放電(ESD)性能を備えたバージョンです。ストラタシスはAntero 800NAとAntero 840CN03を、ストラタシスF900 3DプリンタとFortus 450mc 3Dプリンタを使用するお客様に提供するほか、造形サービスを利用するお客様に材料オプションとして提供します。

ストラタシスのAntero 800NA熱可塑性プラスチックは、多数の 航空宇宙アプリケーションに求められる靭性と
耐薬品性を備えた、 3Dプリンティングによる部品の作製を可能にします。

ストラタシスについて
ストラタシスは3Dプリンティングとアディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)技術で世界をリードする企業です。30年にわたり、ストラタシスの製品は製品開発期間、コスト、工具コストの削減/解消、製品の品質向上をサポートしてきました。ストラタシスはFDM® およびPolyJet™ 3Dプリンタ、各3Dプリンタ材料の製造販売、ソフトウェア開発販売、エキスパート・サービス、パーツ造形サービスに関するソリューションや専門知識を提供します。その技術は航空宇宙、車載、ヘルスケア、コンシューマ製品、教育などのさまざまな産業向けのプロトタイプ、治工具、生産部品の製造に利用されています。詳細については、https://www.stratasys.co.jp/ をご覧ください。

ストラタシス・ジャパンはStratasys Ltd.の日本子会社で、ストラタシスが製造する3Dプリンタおよび3Dプリンタ材料の販売やパーツ造形サービス(DFP)の提供を行っています。本社は東京都中央区で、大阪に支店があります。

Stratasys、FDM、GrabCAD PrintはStratasys Ltd.と子会社の両方あるいはいずれか一方の商標です。他のすべての商標はそれぞれの所有者に帰属し、ストラタシスはこれら非ストラタシス製品の選択、性能、使用に関して一切の責任を負わないものとします。








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