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会津バスターミナルにおけるセンサを用いた『バス出庫安全支援システム』の実証実験について【みちのりホールディングス】

2020年9月14日

みちのりホールディングス、会津バス、コイト電工は、福島県会津若松市において6月1日から6月7日までの間、バス運転士を対象に『バス出庫安全支援システム』の実証実験を実施いたしました。
本システムは、会津バスターミナルのバス出庫口にセンサを設置し、運転士から見えにくい接近する歩行者・自転車を検知し、バス運転士への注意喚起表示を行うものです。本実証実験を通じ、歩行者の検知精度や表示タイミング、表示方法等の検証を行った結果、有効性が確認されました。

株式会社みちのりホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役グループCEO:松本順、以下「みちのりHD」)、会津乗合自動車株式会社(本社:福島県会津若松市、代表取締役社長:佐藤俊材、以下「会津バス」)、コイト電工株式会社(本社:静岡県駿東郡、取締役社長:廣瀬仁士、以下「コイト電工」)は、福島県会津若松市において6月1日から6月7日までの間、バス運転士を対象に『バス出庫安全支援システム』の実証実験を実施いたしました。
本システムは、会津バスターミナルのバス出庫口にセンサを設置し、運転士から見えにくい接近する歩行者・自転車を検知し、バス運転士への注意喚起表示を行うものです。本実証実験を通じ、歩行者の検知精度や表示タイミング、表示方法等の検証を行った結果、有効性が確認されました。 本実証実験にて検証した『バス出庫安全支援システム』は、将来、自動運転バスの車載センサの死角から接近する歩行者等との衝突防止、急ブレーキによる車内転倒事故防止など、安全性に貢献するシステムであると見込んでおります。

■ 『バス出庫安全支援システム』実証実験の概要
本実証実験は、みちのりHD,会津バス、コイト電工の3社による共同実験として『バス出庫安全支援システム』の有効性を確認するために実施されました。
実施場所:福島県会津若松市 会津バスターミナル
実施期間:2020年6月1日~7日
実施時間:5:00~23:00
実験車両:会津バス 路線バス
評価人員:会津バス 運転士(22名)

■  設置場所の様子と歩行者検知イメージ

  

■  センサシステム

【歩行者検知から表示点灯まで】
①指定エリア内で常時、歩行者を検知
②検知結果を注意喚起表示装置へ通知
③歩行者の接近方向に応じて表示点灯
④一定時間後に表示を消灯

■ 本実証実験の狙いと有効性
現在、バスの自動運転に向けては、各種の車載センサによるものが検討・実験されていますが、車載センサには死角エリアがあり、人や自転車の急な飛び出しなどには対応が困難です。自動運転バスの安全性向上においては車載センサだけでなく、道路インフラ側から歩行者等をセンシングし、携帯電話回線網等を通じて、車両側に情報伝達するシステムが必要です。このような狙いをもって本システムの実証実験を行いました。
実証実験においては、センサの検知精度は設定したエリア内で歩行者の検知漏れがなく、バス運転士へのアンケートでも、本システムの有効性を確認することができました。

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