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電気小型トラック「eCanter」、 世界各国でCO2ニュートラル輸送を促進【三菱ふそうトラック・バス】

2020年9月15日

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO ハートムット・シック、以下MFTBC)の電気小型トラック「eCanter®」は、2017年の発表以降、世界各国でCO2ニュートラル輸送を推進し、昨年は世界6各国の主要市場で披露しました。

昨年から今年にかけ、台湾、インド、オーストラリア、南アフリカ、ニュージーランド、そしてインドネシアのふそうブランドの主要市場にて電気小型トラック「eCanter」を、現地のお客様やメディアへの試乗を通してその技術を公開してきました。当企画は、複数の国でのモーターショー出展を実現すると同時に、各国のお客様向けに体験試乗を実施し、電気トラックの実用性を紹介することを目的としています。オーストラリア郵便公社や南アフリカの飲料メーカーSouth African Breweriesを含むお客様と実際の車両を用いて市街地での配送業務を経験していただく機会を設けるなど、環境に配慮した輸送ソリューションの提案に努めています。MFTBCは、2017年の初公開以来、170台以上の「eCanter」を日本、欧州、そして北米のお客様に納入しており、今後さらなる市場への展開を計画しています。 「都心部での配送業務には、騒音がなく、排出ガスを抑えたトラックが必要ですが、ふそうの『eCanter』は、そのようなニーズにお応えするものです。当車両は、全世界の都市環境で増加する騒音と大気汚染の問題を解決する車両です。都市部での近距離配送を担うお客様の必要条件を満たす航続距離と積載量を提供しています」(MFTBC社長・CEO兼ダイムラー・トラック・アジア代表:ハートムット・シック)

MFTBCは2039年までに国内へ導入する全ての新型車両を走行時にCO2を排出しないCO2ニュートラル化にするビジョンを掲げており、排出ガスが出ない「eCanter」はそのビジョン達成において重役を担っています。同車の国内外での走行データは、製品ラインアップの電動化に向けた開発に活かしています。

小型電気トラック「eCanter」について
「eCanter」は運輸・物流や小売企業、さらには行政への導入実績があり、近距離の小口配送からルート配送、宅配便の集配や店舗への商品配送等の配送用トラックとして活用されています。「eCanter」は、車両総重量7.5トンクラス、最長で急速充電の場合最大約1.5時間、普通充電では最大約11時間の充電で、航続距離は約100kmを確保しています。電気駆動システムには、モーター(最大出力135kW、最大トルク390Nm)と、370V・13.8kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーパックを6個搭載しています。

ニュージーランドのワイヘキ島を走る「eCanter」

台湾で開催した試乗会

インドネシア、ジャカルタにて

南アフリカSouth African Breweries との試乗会








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