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高い形状安定性と機械的強度を確認!日本3Dプリンターが、ガラス短繊維を含有したエンジニアフィラメント「Ultrafuse PPGF30」による造形テストを実施【日本3Dプリンター】

2020年8月3日

3Dプリンター「Raise3D」の「日本OFP」(オープンフィラメントプログラム)にて、「Ultrafuse PPGF30」の造形テストを実施。PPGF30の持つ形状安定性、機械的な強度が優れていることを確認しています。

企業・教育機関向け3Dデジタルソリューションを提供する日本3Dプリンター株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:北川士博)は、2020年7月29日(水)に、日本総代理店となっている3Dプリンター「Raise3D」の「日本OFP」(オープンフィラメントプログラム)にて、「Ultrafuse PPGF30」の造形テストを実施し、そのプロセスをレポートとして公開しました。

▼BASF-Ultrafuse-PPGF 30造形レポート(日本3Dプリンター「Raise3D」公式ウェブサイト):https://raise3d.jp/archives/reports/1399

▼BASF-Ultrafuse-PPGF 30造形レポート(BASF社公式サイト):https://www.ultrafusefff.jp/basf-ultrafuse-ppgf-30/

本テストは、Raise3Dメーカーが販売しているフィラメントに加えて、当社が日本独自にテストを重ねて使用可能を確認したフィラメントを、純正のレパートリーに追加していくというプログラムのテストとして行われたものです。回転系に使うインペラーを造形し、「Ultrafuse PPGF30」の持つ形状安定性、機械的な強度が優れていることを確認しています。

■「Ultrafuse PPGF30」の造形テストで形状安定性と機械的な強度を確認
「Ultrafuse PPGF30」は、ポリプロピレン樹脂(PP)に30%のガラス短繊維を含有したエンジニアフィラメントです。PP本来の靭性と強度にグラスファイバーを含有したことで、PPよりも形状安定性が向上し機械的な強度が得られています。

【造形テスト概要】
「Ultrafuse PPGF30」は薬品耐性と強度が優れている事から、本テストでは攪拌機などの回転系に使う大型の直径約160mm×高さ67.5mmのインペラーを造形しました。

使用機種:Raise3D Pro2
使用フィラメント:BASF社製「Ultrafuse PPGF30」

<メーカー推奨設定>
・ノズル温度:240~250℃
・造形スピード:30~60mm/s
・ビルドプレート温度:20~40℃
・ビルドプレートの状態:PPテープ
・ノズル径:0.6mm以上のタングステン強化ノズル
・ラフト造形:無し

造形の結果、表面の仕上がりはカーボン系樹脂に匹敵する印象をうけました。糸引きなどのバリもほとんど無く綺麗でした。強度に関しても、PP本来のしなりがある質感でフィンの部分に力を加えても割れる様子はありませんでした。

僅かに円形の縁にあたる部分で収縮による影響が見られましたが、ガラス短繊維が入っていることからPP全体の収縮が抑えられていることが分かりました。造形の際は、収縮による負荷が均等にかかり、反りの影響が少ない円形をおすすめします。

「Raise3D」公式ウェブサイトおよびBASF社公式サイトでは、今回の造形テストに関する詳細なプロセスを写真とともにレポートとして公開しています。

▼BASF-Ultrafuse-PPGF 30造形レポート(日本3Dプリンター「Raise3D」公式ウェブサイト):https://raise3d.jp/archives/reports/1399

▼BASF-Ultrafuse-PPGF 30造形レポート(BASF社公式サイト):https://www.ultrafusefff.jp/basf-ultrafuse-ppgf-30/

■拡大する3Dプリンターのニーズに独自に対応!
3Dプリンターに対するニーズは年々幅広いものとなってきており、導電性や耐熱性、耐薬品性、耐候性、高強度など、従来のABSやPLAフィラメントでは対応できない要件も増えてきています。そこで当社では、お客様から「こんなフィラメントは無いのか?」「このフィラメントは使えるか?」というご意見があれば、無料でその材料のテストを行い「Raise3D」にて造形が可能であれば、保証の範囲内としての対応や、純正品のラインナップに加えるといった対応を行っております。

またそうした多様化したニーズに対応できるよう、独自にサードパーティー製フィラメントのテストを実施。「Raise3D」で使用できるメーカー販売のフィラメントが5種類ほどであるのに対し、当社では純正としているフィラメントを15種類に増やしています。

■様々なニーズに対応できる「Raise3D」
「Raise3D」は試作品から最終製品まで幅広いニーズに対応した3Dプリンターです。高強度、耐薬品性、耐候性など多くの素材を使用することができ、導入業界も多岐にわたります。

日本では800台以上導入されており、普及している理由の一つに、当社のアフターサポートがあります。迅速かつ充実したレスポンス、迅速な修理対応、定期的なメンテナンスセミナーの開催などを行っており、3Dプリンターを最大限活用できる環境を提供しています。

【日本3Dプリンター株式会社について】
本社:〒135-0063 東京都江東区有明三丁目7番26号有明フロンティアビルB棟2階
代表者:代表取締役 北川 士博
設立:2013年1月15日
電話番号:03-6683-9789
URL:https://3dprinter.co.jp/
事業内容:三次元造形関連商品・サービスの提供、サポート

【一般の方向けのお問い合わせ先】
企業名:日本3Dプリンター株式会社
担当者名:福田 隆
TEL:03-6683-9789
Email:info@3dprinter.co.jp








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