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湿田走破性とけん引力に優れる フルクローラトラクターYT472A,C を発売【ヤンマーホールディングス】
2020年6月2日
<フルクローラトラクター「YT472A,C」>
ヤンマーのグループ会社であるヤンマーアグリ株式会社(本社:大阪市、社長:増田長盛)は、湿田走破性に優れ、高いけん引力をもつフルクローラトラクター「YT472A,C」を8 月1 日より販売開始します。
近年のほ場区画の大規模化により、能率を上げるためにトラクターの大型化が進んでいることから、ほ場が年々踏み固められ、収量にも影響を及ぼしているという声が聞かれます。また一方では、局地的な大雨などの天候不順によりほ場条件が悪化すると、特にけん引作業では効率的な作業が困難となり、作業適期を逃して作物の収量・品質を大きく左右することも大きな課題となっています。
そこで当社は、ホイルタイプ、ハーフクローラタイプに加え、低接地圧で高いけん引力をもつフルクローラタイプのYT472A,C を提供することで、こうしたお客様の課題を解決してまいります。
商品概要
商品名:フルクローラトラクター「YT472A,C」
発売日:2020年8月1日
商品価格:8,950,000円~9,050,000円(税抜、メーカー希望小売価格)
販売目標:初年度80台
主な特長
1.電子制御FDS(Fulltime Drive System)により直進・緩旋回からスピンターンまで乗用車感覚
ヤンマーが独自に開発した無段変速トランスミッションI-HMT は伝達効率が高く、エンジン出力を無駄なく足回りに伝えます。オペレータの好みやほ場に合わせて、最高車速や最高エンジン回転数、旋回角度などが調節でき、スムーズな作業ができます。
また、電子制御FDS により、直進時には両クローラを駆動し直進性が良く、旋回時には丸ハンドルの操作角度に応じて、左右のクローラの回転速度を無段階に作動させます。ゆるやかな旋回からスピンターンまで、常に両クローラが駆動しているので、湿田の走破性が高く、ほ場の荒れも少なくなります。
<YT472A,C 作業イメージ>
2.低接地圧のフルクローラによりほ場を踏み固めない
フルクローラトラクター「YT472A,C」の接地圧は、約0.1~0.2kgf/cm2 で、同馬力のホイルトラクターの1/10、ハーフクローラトラクターの3/10 と非常に低くなります。
そのため、トラクターの沈み込みが少なく、湿田での走破性に優れています。また、畑作においても、土を踏み固めることなく、作物の根張りを妨げず、収量アップが期待できます。
<接地圧イメージ>
3.高いけん引力により、作業能率・精度がアップ フルクローラトラクターは、広いクローラ面でガッチリとほ場面をとらえ、同馬力のホイルトラクターに比べけん引力は約1.5 倍、ハーフクローラトラクターの1.2 倍になります。 湿田においても、けん引力が必要となるプラウ作業やスタブルカルチ作業などの土づくりに欠かせない作業を能率よく行えます。
<YT472A,C プラウ作業イメージ>
商品紹介ページ:https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt472ac/
<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功しました。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したトータルソリューションを提供する総合産業機械メーカーです。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの7事業を有し、グローバルにビジネスを展開しています。
「わたしたちは自然と共生し、生命の根幹を担う食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決し、未来につながる社会とより豊かな暮らしを実現します」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」「海」の事業フィールドで、資源循環型社会”A SUSTAINABLE FUTURE”実現への貢献を目指しています。
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