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V2Xに容易に対応できるVERA-P3モジュールで交通安全への貢献を再確認【ユーブロックスジャパン】
2020年5月15日
ユーブロックス、V2Xに容易に対応できるVERA-P3モジュールで交通安全への貢献を再確認
ユーブロックスのコア技術をベースにしたコンパクトなモジュールは、V2Xへのアクセスを容易にし、路上での安全性、利便性、効率性を向上させるための不可欠な手段です。
2020年5月19日、スイス、タルウィル – u-blox(日本法人:ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表仲哲周)は、本日、V2X(車車間/路車間通信)技術の最新の成果であるVERA-P3 V2Xモジュールを発表しました。u-blox UBX-P3 V2XチップがベースのVERA-P3は、自動車OEM、Tier1、および交通管理インフラメーカーが、V2X技術とプラットフォームおよびソリューションとの統合と、市場投入を迅速に進められるようになります。
VERA-P3は、車と車および車と道路側インフラを接続するために、IEEE 802.11pワイヤレス規格によって通信します。この規格は、米国ではDSRC(Dedicated Short Range Communications)と呼ばれ、欧州ではITS-G5として知られています。視線の先を効果的に見ることで、V2Xは、潜在的に危険な状況、前方で渋滞が発生している場合、複雑な交差点を通り抜ける際に、車がドライバーをアシストできるようにします。スマートシティも、交通を管理するV2I(路車間通信)アプリケーションから、青信号の速度に関する忠告、道路工事の警告、危険場所の警告などの情報を受けることができます。
自動車業界からの今後の要求にも対応が可能なVERA-P3は、トラック・プラトーニング(隊列走行)の実現に重要な役割を果たします。これは、2025年までに大部分のトラックに支持されることが予想されます。VERA-P3は、重機が相互に動きをシンクロさせるために通信する必要がある、農業や鉱業などのアプリケーションにも最適です。
VERA-P3をV2Xモジュールとして販売することで、ユーブロックスは独自のコア技術を簡単に利用できる方法でお客様にご提供します。ユーブロックスのGNSSテクノロジーに関する専門知識も、衛星を利用した測位がV2Xで益々重要になっていることから貴重な資産となります。
ユーブロックスの近距離製品センター、シニア製品戦略マネージャーのChafik Driouichiは次のように述べています。「VERA-P3モジュールは、すでにトライアルや顧客アプリケーションで成功を収めているUBX-P3チップを使いやすいモジュールにパッケージ化したものです。このモジュールは、技術統合の全体的な複雑さを軽減し、市場投入までの時間を短縮し、コストと設備投資を削減し、最終製品の将来性を保証します。」
すべてユーブロックスのコア技術をベースとして、自動車業界の信頼できるパートナーとしての実績を生かしたVERA-P3は、お客様に品質、信頼性、および安心感を提供します。-40℃~+105℃の動作範囲で、Automotiveグレード製品は、米国および欧州でWAVEおよびETSI ITS G5指令に準拠しています。
サンプルと評価キットは、2020年7月から提供を開始します。
ユーブロックスについて
スイスのユーブロックス社(SIX:UBXN)は、民生、産業および自動車市場向けにワイヤレスと測位用半導体を提供するグローバルリーダーです。ユーブロックスのソリューションにより、人、自動車や機械等がそれぞれの位置を正確に決定し、さらにセルラーおよび近距離ネットワークでワイヤレス通信を行うことができます。ユーブロックスはチップ、モジュール、ソフトウェアの各ソリューションを多種用意して独自の地位を占め、OEMメーカーの皆様がIoTの革新的なソリューションを迅速かつ廉価に開発するためのお手伝いをしています。ユーブロックスはスイスのタルウィルに本社を置き、世界の各地、特に欧州、アジア、米国に多くのオフィスを構えています。詳細についてはhttps://www.u-blox.com/jaをご覧ください。
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