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ヤマハ発動機とティアフォーが自動搬送ソリューションの合弁会社を設立 ~工場内物流の自動運転化を目指して~

2020年3月27日

 ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、代表取締役社長 日髙 祥博、以下「ヤマハ発動機」)と、株式会社ティアフォー(東京オフィス:文京区本郷、代表取締役 武田 一哉、以下「ティアフォー」)は、このたび、工場敷地内をはじめとしたモノの自動搬送ソリューション事業を行う合弁会社「株式会社eve autonomy(イヴオートノミー)」(本社:静岡県袋井市、以下「eve autonomy」)を設立し、4月から稼働します。

 eve autonomyは、ティアフォーが開発を主導するオープンソースの自動運転OS 「Autoware*」の技術と、ヤマハ発動機のランドカーをはじめとした高い信頼性を持つ車体開発技術を掛け合わせることで、誰にでも扱いやすい自動搬送ソリューション開発を推進します。また、工場内物流の需要変動にも対応できるよう、初期費用を抑えることが可能なサブスクリプション型のサービス開発・アフターサポートの提供も目指します。
*AutowareはThe Autoware Foundationの登録商標です

 工場の物流現場は、高まる多品種少量生産のニーズと慢性的な人手不足により、作業員配置を前提とした従来型の設備・運用では、需要に合わせた効率的な生産体制の維持が難しくなってきています。この課題に対し、ヤマハ発動機とティアフォーは、ヤマハ発動機浜北工場(静岡県浜松市)において自動搬送ソリューションのパイロット製品の共同開発に取り組み、IoT技術を駆使したスマートファクトリー化を目指し、2020年3月から工場内物流ラインでの実運用を開始しています。(以下、「本事業」)

 今後は、eve autonomyが本事業を承継し、ヤマハ発動機の国内外の製造工場を手始めに自動搬送ソリューションの導入をスピーディーに進めていきます。実運用を通した課題の洗い出し・改善により、一般のお客様へ提供できる機能水準および信頼性の高い自動搬送ソリューションの完成を目指します。

新会社のロゴ

eve autonomyの会社概要

代表者:代表取締役CEO 米光 正典 (ヤマハ発動機 より出向) 本社所在地:静岡県袋井市久能3001-10 資本金:8億円(資本準備金含む) 事業内容:自動運転車両、搬送台車の開発・販売・リース・レンタル 自動搬送ソリューション提供、各種サポート、保守メンテナンスサービス 等

ヤマハ発動機株式会社 取締役上席執行役員モビリティ技術本部長 島本 誠 のコメント

 「目指すのは省力化・自律化による効率的な生産プロセスの提供です。当社で培ったハードウェアの技術と信頼性にティアフォーのスピードと最先端のテクノロジーを融合することで、これまでに無かった価値創造ができると期待しています。」

株式会社ティアフォー創業者兼最高技術責任者(CTO) 加藤 真平 のコメント

 「ヤマハ発動機のような日本を代表する大企業とティアフォーのようなディープテックベンチャーがタッグを組むことが世界と戦う術の1つだと思っています。このチームとAutowareで自動搬送ソリューションに革命を起こしたいです。このような情勢下、少しでも明るい話題を届けられるように全力を尽くします。」

eve autonomyウェブサイト: https://eveautonomy.com/








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