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カンダホールディングスに電気小型トラック「eCanter」を納車【三菱ふそうトラック・バス】
2020年1月29日
三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:ハートムット・シック、以下 MFTBC)は、1月29日にカンダホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:原島 藤壽、以下カンダHD)のグループ企業であるカンダ物流株式会社ならびに神協運輸株式会社へ電気小型トラック「eCanter」2台を納車したことを発表しました。また同日にカンダHD本社にて車両の引渡式を開催しました。
カンダHDは、物流を通じて社会の発展に貢献するという経営理念のもと、環境に向けた取り組みを積極的に進めています。同社はこれまでにもNGV(天然ガス自動車)やハイブリッド車を活用しており、新たな環境対策として排出ガスゼロの小型電気トラック「eCanter」を配送用トラックとして導入しました。今回納車された「eCanter」は、近距離の小口配送業務などからの運行において活用される予定です。「eCanter」は、従来のディーゼル車と比較して騒音がなく、振動が少ないことから、ドライバーへの精神的・身体的な負担も軽減し、労働環境のさらなる改善も期待されます。
「本日のカンダ物流様、神協運輸様へのe-Canter納入は、ドライバー不足、労働環境改善、地球温暖化対策など大変重要な課題解決への一歩であり、お客様と車両供給元が課題解決に向け、手を携えて取り組むといった意味で大変意義深いものと確信しております。私ども三菱ふそうは、今後も物流事業様の抱える課題解決に、少しでもお役に立てるよう努めて参る所存でございます」 (MFTBC南関東・甲信ふそう社長 丹野誠)
環境に優しく経済性に優れた「eCanter」について
電気小型トラック「eCanter」は、今日の都市が抱える騒音や排出ガス、CO2低減の課題を解決する答えとして、三菱ふそうが開発した車両です。既に日本国内で、48台が稼働中、日米欧で合計100万キロ以上の走行実績があり、環境に優しく経済性に優れていることが証明されています。
「eCanter」は、車両総重量7.5トンクラス、最長で急速充電の場合約1.5時間、普通充電では約11時間の充電で、航続距離は約100kmを確保しています。電気駆動システムには、モーター(最大出力135kW、最大トルク390Nm)と、370V・13.8kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーパックを6個搭載しています。
三菱ふそうについて
三菱ふそうトラック・バス株式会社は、世界最大の商用車グループである独ダイムラーの一員として、トラック、バス、産業用エンジンの開発と製造を行い、世界170か国以上のお客様に燃費性、安全性と信頼性の高い確かな品質のトラック・バスをお届けしています。また、ダイムラーのアジア戦略組織であるダイムラー・トラック・アジア(DTA)として、インドのダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ(DICV)社と、研究開発から調達、生産、輸出、販売と協業することで幅広い商品を提供しています。さらに2017年より電気小型トラック「eCanter」の量産を開始し、排出ガスの削減を通じた環境保護も促進しています。
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