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LPG運搬船「PHOENIX GAIA」の引き渡し【川崎重工業】
2020年1月16日
LPG運搬船「PHOENIX GAIA」
川崎重工は、本日、Phoenix Tankers Pte. Ltd. (フェニックス タンカーズ プライベート リミテッド)向け82,200m3型LPG運搬船「PHOENIX GAIA(フェニックス ガイア)」(当社第1742番船)を引き渡しました。本船は、当社がこれまでに引き渡した60隻目のLPG運搬船にあたり、同船型としては11隻目となります。
本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。
<引き渡し>
2020年1月16日
<主要目>
全長 229.90 m
長さ(垂線間長) 226.00 m
幅(型) 37.20 m
深さ(型) 21.00 m
満載喫水(型) 11.20 m
総トン数 47,231
載貨重量 53,928 トン
貨物倉容積 82,416 m3
主機関 川崎-MAN B&W 7S60ME-C8.2型ディーゼル機関 × 1基
定員 29名
船級 日本海事協会(NK)
船籍 シンガポール
<特 長>
1)当社が開発した船首形状(SEA-ARROW)を採用し、船が航走する際に船首部に発生する波を極限まで減少させ、
推進性能の大幅な向上を図っています。
2)主機関には、省燃費型の電子制御式超ロングストローク2サイクル低速ディーゼル機関を採用し、
さらにプロペラ周りにカワサキフィン付ラダーバルブならびにコントラフィン付セミダクトを
装備することにより、燃料消費量の低減を図っています。
3)低温で液化された石油ガスを積むため、低温収縮を吸収できる防熱された独立型貨物タンクを
4区画の船倉内に4基設けています。
4)貨物タンクには、-46℃までの低温液化石油ガスを積み込むことができるように低温用特殊鋼材を使用し、
周囲は発泡ウレタンを用いた防熱を施しています。
5)本船は、2016年6月に拡張工事が完了した新パナマ運河を通峡することが可能な船型としています。
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