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中国でアクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)の新工場を稼動開始【ランクセス】
2012年5月28日
・ TSRC社との5,000万米ドルの共同出資による合弁事業の一環
・ 稼動当初の年間製造能力は3万トン
・ 約100名の新規雇用を創出
ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)はこのたび、台湾のTSRC社との合弁事業の一環として中国の南通で進めていた、アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)の新工場の稼動を、予定通り開始したと発表しました。両社はこの新工場に、共同で5,000万米ドル(出資比率各50%)を投資しています。新工場の稼動当初の年間製造能力は3万トンで、約100名の新規雇用を創出します。
中国のNBR市場規模は世界最大であり、年平均成長率も約10%と世界で最も急速に成長しています。中国国内の自動車産業、建設業がこの需要を牽引しています。
5月23日に行われた同工場の開設式典でランクセスのCEOであるアクセル・ハイトマンは次のように述べています。「この新工場は、アジア地域において最先端であり、中国における『急速な都市化』
と『モビリティの拡大』という二つの重要なメガトレンドの需要に応えます」
両社は、2010年5月に合弁会社「ランクセスTSRC(南通)化学工業有限公司」を設立し、今回の新工場の稼動開始までは、ランクセスのラバンツェナウ拠点(フランス)から中国の顧客にNBRを供給し
ていました。
新工場は、上海北西部の南通経済技術開発区(江蘇州)に位置し、約4万平方メートルの敷地を有します。建設工事は無事故・無災害により完工しました。
ランクセスは、60グレードを越えるポートフォリオを備えた、世界有数のNBRメーカーです。南通拠点では、NBRの主要製品である「クライナック(Krynac(R))」の製造を行います。NBR 製品は、従来のゴムと比較し高い耐油性があり、また、オゾン、紫外線、熱、老化にも耐性を示します。
中華市場(中国本土、香港、台湾、マカオ)はランクセスのグローバルの成長戦略の要であり、2012年度の目標売上高を10億ユーロに設定しています。ランクセスの全13ビジネスユニットは、中華圏の10拠点で事業活動を展開し、約1,000人の従業員が従事しています。
これは、中国・南通/ドイツ・レバクーゼンで5月23日に発表されたリリースをもとに、ランクセス㈱が発表したものです。
この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。
http://www.press.lanxess.com
ランクセスについて
ランクセスは、世界30カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。
2011年の総売上は88億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 16,700人、世界中に48の拠点を展開しています。主な事業は、プラスチック、合成ゴム、中間体、特殊化学品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールド・インデックス(DJSI World)」および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。www.lanxess.co.jp
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