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リハビリテーション支援ロボットを改良し、新たに「ウェルウォークWW-2000」を発表【トヨタ自動車】
2019年11月21日
トヨタ自動車、リハビリテーション支援ロボットを改良し、新たに「ウェルウォークWW-2000」を発表
-新モデルよりレンタルから販売に業態転換し、より多くの患者様に「歩く喜び」を提供-
トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、脳卒中などによる下肢麻痺のリハビリテーション支援を目的としたロボット「ウェルウォークWW-2000」を発表し、2019年11月より受注を開始いたしました。なお納入は2020年2月を予定しております。
ウェルウォークWW-2000は、従来モデル(ウェルウォークWW-1000) の特長であった運動学習理論にもとづいた様々なリハビリテーション支援機能と臨床現場での使いやすさをさらに向上させました。具体的には、患者様に継続してリハビリテーションに取り組んでいただけるようモチベーション維持を支援するゲーム機能や、異常歩行の改善に役立つ設定変更情報をリアルタイムで提示する機能を新たに搭載しています。患者様の歩行状態の判断や改善策の検討をウェルウォークWW-2000がサポートすることで、療法士の業務負担を軽減しながら患者様により効率的な歩行練習を提供することが可能となりました。
ウェルウォークWW-2000
従来モデルは医療機関向けにレンタル提供しておりましたが、医療関係者からのご意見や市場での評価を踏まえ、さらなるサービス向上を目指してウェルウォークWW-2000より販売に業態転換いたします。製造についても新たに元町工場に移管し、医療機関向けに年間50台の販売を目指します。
トヨタはロボット開発において「すべての人に移動の自由を、そして自らできる喜びを」というビジョンのもと、2007年末から藤田医科大学(愛知県豊明市)と共同でリハビリテーション支援ロボットの開発に取り組み、2011年より医療現場での実証実験や全国の医療機関で臨床的研究にご活用いただきました。2017年にはトヨタとして初めて医療機器承認を取得し、「ウェルウォークWW-1000」のレンタルを開始しました。ウェルウォークWW-1000は2018年の第8回ロボット大賞* 厚生労働大臣賞を受賞し、本日までに80台を国内医療機関でご活用いただいております。今後はウェルウォークWW-2000の販売を通じて、療法士の業務負担を軽減しながら、同時にひとりでも多くの患者様に「自分で歩く喜び」をお届けしたいと考えています。
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