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パイオニアと世界大手再保険会社Swiss Re 社がテレマティクスサービス事業で協業
2019年10月17日
パイオニア株式会社と大手再保険会社のSwiss Re社(本社:チューリッヒ)は、テレマティクス分野において協業し、両社の強みを活かしたテレマティクスソリューションの提供を2020年初頭に開始する予定です。
昨今、全世界において自動車の増加とともに交通事故などによる損害が増えています。先進国を中心に自動車の自動化も進んでいますが、最終的には人に運転が委ねられるなど、引き続きドライバーが重要な役割を果たします。
両社は、これらの背景を受け、ドライバーの安全運転をサポートするテレマティクスソリューションを共同で開発しました。具体的には、現在、Swiss Re社が提供しているSwiss Re Telematicsアプリ「Coloride(コロライド)」に、デジタル地図データを活用した独自の安全運転支援システム「MAP-ADAS」を搭載し、当社の車載IoTデバイスと連携させることにより、個々の運転状況に合わせたリアルタイムな注意喚起・警告や、より精度の高い事故発生リスクの予測および高精度な衝撃検知、迅速な事故対応が可能となります。
当社は2017年4月より、デジタル地図属性データに基づいた事故リスク予測プラットフォームと、通信型IoTデバイスを利用した先進運転支援システム「Intelligent Pilot」を提供し、日本における交通事故の削減に貢献してきました。今回のSwiss Re社との協業により、グローバルにテレマティクスソリューションの提供が可能になります。
今回の協業について、Swiss Re社のAutomotive & Mobility SolutionsのヘッドであるSebastiaan Bongers氏は、次のように述べています。「当社は既に、保険契約者のリスク行動を保険料に反映し、安全性を向上させる機能が搭載された、最高レベルのテレマティクスアプリである『Coloride』をクライアントに提供しております。今回のパイオニアとの協業により、事故再現が可能となるとともに、衝撃検知、FNOL(初期事故受付)や迅速な請求処理の改善などに対応した車載機器の提供が可能となります。」
当社の執行役員 モビリティーサービスカンパニー データソリューション事業統括グループ 統括部長の種澤 成治氏は、「世界大手の再保険会社の一社であるSwiss Re社と協業できることを光栄に思っています。今後も、両社で高度なテレマティクス技術を駆使し、自動車事故と事故発生リスクの軽減に向けた取り組みを進めてまいります」と語っています。
当社は、今後、先進運転支援システムをグローバルに展開していきます。デジタル地図データに基づいた当社独自の高度な分析技術を活用した同システムは、ドライバーの危険をリアルタイムで診断するだけでなく、個々の車両が現在置かれている状況に合わせて注意喚起や警告をする先進的な運転支援を実現します。これにより、潜在的な事故発生リスクを大きく減らすとともに、ドライバーの安全運転行動に大きく貢献してまいります。
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