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ラグジュアリーヨット「LY650」を世界初披露【トヨタ自動車】
2019年9月19日
ラグジュアリーヨット「LY650」を世界初披露
-驚きと感動の提供に挑戦し続けるLEXUSからの新たな提案-
・LEXUSのデザインフィロソフィーを、65フィートヨットという形で新たに具現化
・フラッグシップ艇にふさわしい卓越したパフォーマンスと静粛性
・先進テクノロジーによる、LEXUSならではのユーザーエクスペリエンスの提供
・職人技による上質さの追求とTPS*1による徹底的な品質の作りこみ
LY650
LEXUSは、ブランド初のラグジュアリーヨット「LY650」を世界初披露しました。
LY650は、クルマだけに留まらず、驚きと感動の提供に挑戦し続けるLEXUSからの新たな提案のひとつです。2017年1月に発表された「LEXUS Sport Yacht Concept」の構想を基に、独自のデザインと優れた航走性能、快適な居住空間を実現しました。ラグジュアリーライフスタイルブランドを目指すLEXUSが、海においてもお客様の期待を超え、感性を刺激する唯一無二の体験をもたらすべく、最新テクノロジーと匠の技を融合。あらゆる点に徹底的にこだわり抜く「CRAFTED」という思想を具現化したフラッグシップ艇です。
エクステリアでは、丸みを帯びた船首や豊かなボリュームを強調した船尾に優美な曲線をもつ、今までにない特徴的なデザインを実現しました。またインテリアは、イタリアのヨットデザイン会社Nuvolari Lenard*2とのコラボレーションにより、先進的なデザインに加え細部まで作りこんだ快適な居住空間としました。
パフォーマンスにおいては、LEXUSの追求する「すっきりと奥深い」航走性能を目指し、CFRP*3とGFRP*4を組み合わせた軽量・高剛性な船体をMarquis Yachts社*5と共同開発。安定した操縦性や優れた乗り心地を実現しています。加えて、先進のボートコネクティッド技術「LY-Link」を搭載し、さまざまな情報をタイムリーに共有・提供します。
生産はMarquis Yachts社が実施。LY650生産にあたり、TPS(トヨタ生産方式)を導入し効率化と品質向上に取り組みました。
なお、LY650は、米国・フロリダで、10月30日~11月3日に開催されるFort Lauderdale International Boat Showに出展予定です。
トヨタ自動車 代表取締役社長 豊田章男コメント
「LY650は、ラグジュアリーライフスタイルブランドを目指すLEXUSの、クルマに留まらない挑戦の象徴です。今回、トヨタマリンとMarquis Yachts社の合同チームでボートの製造現場にトヨタ生産方式を導入し、生産性と品質の向上を図り、LEXUSの『CRAFTED』と呼ばれる思想をラグジュアリーヨットという形で具現化しました。先進的で高品質なLY650が、世界中の海でその美しい姿を披露することを、本当に楽しみにしています。私達は、モビリティカンパニーとして、海においても新しいモビリティの可能性を追求してまいります。」
LY650
LY650の主な特長
LEXUSのデザインフィロソフィーを65フィートヨットという形で新たに具現化
LY650
・LEXUS Sport Yacht Conceptの躍動感のあるフォルムや曲線美を継承し、フライブリッジクルーザーで
ありながら流麗でスポーティーなスタイリングを実現。具体的には、特徴的な丸みを帯びた船首部や、
クラス最大級のワイドビームを活かしたダイナミックな船体形状など、一目でLEXUSとわかる独自の
存在感を創出しました。また、クーペのようなルーフラインやリヤの豊かなボリュームを強調する造形で、
航走性能の高さを強調しています。
・個性的な造形を際立たせる2トーンカラーをオプション設定し、LEXUS Sport Yacht Conceptの
イメージを再現。また、船首部やサイドウィンドゥ上部、L字型エアインテークに金属調の加飾を施し
LEXUS Yachtのアイコンとしています。
・インテリアは先進的なデザインに日本のおもてなし思想を融合した、LEXUSならではの上質さを追求。
白を基調とした明るく開放感のある室内空間に、曲線主体の意匠と独創的な照明を組み合わせることで
心地よい包まれ感を演出しています。
・サロン内には、前方に操船席とソファ、後方にギャレーを効率的に配置。またサロン階下には、
2メートル超のヘッドクリアランスを確保した優雅な3つのベッドルームを設置し、
それぞれに専用のシャワールームを完備しています。
フラッグシップにふさわしい卓越したパフォーマンスと静粛性
・LEXUSの求める「すっきりと奥深い」航走性能を実現するため、快適な乗り心地を確保するとともに、
あらゆる場面で操縦の楽しさを感じられる操船性能にこだわりました。
・パワートレーンはVolvo Penta*6 IPSシステムを2基搭載。流体解析技術を駆使した独自の船底形状との
融合により、高出力と低燃費の両立に加え、優れた航走安定性と操縦性を実現しています。
また、ジョイスティック操舵、定点保持、オートフラップなど、充実した操船サポート機能を装備しています。
・船底とブリッジ上部にCFRPを採用し、軽量かつ高剛性な構造を追求。高い航走性能と快適な乗り心地を
実現しました。また、主要な壁には防音性に優れたサンドイッチパネルを使用し、
優れた静粛性を確保しています。
先進テクノロジーによる、LEXUSならではのユーザーエクスペリエンスの提供
・先進のボートコネクティッド技術「LY-Link」を搭載し、さまざまな情報をタイムリーにユーザーへ
共有・提供します。具体的にはスマートフォンを利用し、遠隔でエアコンやライトの操作を可能とするほか、
船の状態をモニタリングし異常が起きた際はメールで告知するなど、高い利便性を実現しています。
・操舵席にタッチ操作を可能としたインストルメントパネルを採用。スタイリッシュなデザインと、
優れた操作性を両立しています。
・“マークレビンソン”サラウンドサウンドシステムを採用し、コンサートホールのような臨場感のある音響空間を
実現しました。
職人技による上質さの追求とTPSによる徹底的な作りこみ
・LY650は米国Marquis Yachts社で建造され、その製造工程の多くは、細部に渡ってこだわり抜かれた職人技により
成り立っています。シートの縫製、家具の仕上げ、金属加工・溶接や、船体の塗装前の研磨など、
熟練した職人のクラフトマンシップが存分に生かされています。
・また、LY650の製造開始にあたり、Marquis Yachts社の艤装工程を中心にTPS(トヨタ生産方式)を導入し、
たゆまぬ改善活動をおこない、効率化と品質向上に取り組んでいます。
販売開始 2019年10月30日
LY650主要諸元
*1 TPS Toyota Production System(トヨタ生産方式)
*2 Carlo Nuvolari氏とDan Lenard氏により設立されたイタリアベネチアに拠点を置く
ヨットデザイン会社。大型カスタムボートを中心に幅広く手掛ける
*3 CFRP Carbon Fiber Reinforced Plastics(炭素繊維強化プラスチック)
*4 GFRP Glass Fiber Reinforced Plastics(ガラス繊維強化プラスチック)
*5 米国Wisconsin州のボートビルダー。Marquis、Carverの2ブランドを展開。
正式名称はMarquis Yachts, LLC
*6 Volvo Pentaは、Volvo Trademark Holding ABの商標です
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