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「NV200」※をベースとした電気自動車の実証運行をイオンリテール株式会社と開始【日産自動車】

2012年5月15日

日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス・ゴーン)は、2012年5月から、イオンリテール㈱(本社:千葉県千葉市美浜区、代表取締役社長:村井正平)に多目的商用バン「NV200」をベースとした電気自動車のモニター車1台を貸与し、実証運行を開始します。

具体的には、イオンリテールが首都圏の「イオンネットスーパー」の配達車両として、このモニター車を約1ヶ月間活用し、ビジネスにおける実用性を確認します。 このモニター車は、本年1月開催のデトロイトモーターショーで、そのコンセプトモデルの世界初披露を行なったゼロ・エミッション車「e-NV200」がベースとなっています。同車の将来の投入に向け、世界中のフリートのお客さまから、実地での実証運行を通じたご意見をいただき、開発に反映していくためのモデルです。

日産自動車の村上秀人執行役員(LCV事業本部担当)は、「ゼロ・エミッション車は、私たちが暮らす都市や町の環境にとってますます重要な役割を果たしています。電気自動車は、都市生活の質を向上させるだけでなく、その優れたランニングコストが、企業にとっての大きな魅力となるでしょう。イオンリテール社の評価結果は、顧客ニーズに合った将来の小型EV商用車を作るうえで極めて有効なものになると考えています。今後の実証運行を通じたフィードバックを反映して登場する『e-NV200』が、お客さまのビジネス、ひいては、持続可能な社会づくりに貢献できるようになることを期待しています」と述べました。

なお、今回の実証運行のベース車である「NV200」は、先般、次世代のニューヨークタクシーに選定されたモデルです。グローバルレベルでのお客様のニーズを視野に入れた、ビジネス、デイリーユース、レジャーなど、あらゆるシーンで幅広く使用できる新世代の小型商用車です。
「NV200」は、すでに世界約40カ国で販売しており、お客さまからは、広い室内空間や燃費の良さ、優れた走行性能、魅力的なデザインなどが高い評価をいただいています。2009年度には、日本および欧州で、2010年度には中国、2011年度にはマレーシアで販売を開始しており、今後は、米国やインドでの投入も予定しています。
2009年末には、欧州20カ国のジャーナリストよって選考される、「インターナショナルバン・オブ・ザ・イヤー2010」を受賞しました。さらに2011年3月には、日本で発売中のタクシー専用車「NV200バネットタクシー」が、ユニバーサルデザインにおける最も権威ある賞の一つとされる、「ユニバーサルデザイン賞」と「ユニバーサルデザイン コンシューマー・フェイバリット賞」の2つの賞を、自動車業界において初めて受賞しています。 また日本国内でも2012年3月に国土交通省が認定する「標準仕様ユニバーサルデザインタクシー」の1号車に認定されました。

日産はゼロ・エミッションの領域でリーダーとなることを目指しており、電気自動車の開発を行うだけではなく、電気自動車を普及させ、持続可能なモビリティを推進するための包括的な取り組みを行っています。ルノー・日産アライアンスは、世界各国の政府や自治体、企業などと合わせて既に100件を超えるゼロ・エミッションモビリティに関するパートナーシップを締結しています。また、リチウムイオンバッテリーの生産、充電インフラの整備、内製急速充電器の開発、リサイクル、バッテリーの2次利用への取り組みなども行っています。

※日本名はNV200バネット

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