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GSユアサの国際宇宙ステーション用リチウムイオン電池の第3回打ち上げが決定【GSユアサ】

2019年9月10日

GSユアサの国際宇宙ステーション用リチウムイオン電池の第3回打ち上げが決定
~輸送機にもGSユアサの電池が貢献~

 GSユアサグループの株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー(社長:加藤 泰一郎、本社:京都府福知山市。以下、GYT)製の国際宇宙ステーション(以下、ISS)用リチウムイオン電池が、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(理事長:山川 宏、本社:東京都調布市。以下、JAXA)殿により宇宙ステーション補給機「こうのとり(以下、HTV)」8号機に搭載され、2019年9月11日に三菱重工業株式会社(社長:泉澤 清次、本社:東京都千代田区。以下、MHI)殿により種子島宇宙センターからH-ⅡBロケット8号機で打上げられる予定です。

  GYT製のリチウムイオン電池は、2012年にISS用新型バッテリーへの採用が決定しました。これまでに2016年12月と2018年9月の2回、ISSへの輸送が行われており、今回が3回目となります。ニッケル水素電池を使用した旧型バッテリー48個から置き換えられる新型バッテリーは合計24個で、4回に分けてISSへ輸送されることが決まっています。輸送されたバッテリーは宇宙飛行士の船外活動により順次取り替え作業が行われます。

  また、ISSへ補給物資を運ぶHTV※1と、HTVを打ち上げるH-ⅡBロケット※2にもそれぞれ初号機からGYT製のリチウムイオン電池が採用されており、ISS用バッテリーの輸送においても、宇宙の厳しい環境下でも高い性能を発揮するGYT製リチウムイオン電池が支えています。

  GYTは1970年代の日本の宇宙開発草創期より宇宙用電池を開発・供給しており、以降、現在まで酸化銀電池、熱電池、リチウムイオン電池などの製品が日本の固体燃料ロケット・液体燃料ロケット、国内および海外の人工衛星に搭載されるなど、宇宙開発事業に寄与してきました。

  今後も最高水準の性能・品質を持つ製品を社会インフラ構築に重要な役割を果たす人工衛星に搭載することにより、社会の発展に貢献してまいります。

※1 HTVに搭載されているリチウムイオン電池(LMG100とLMG200)は、電気モジュールを担当されている
   三菱電機株式会社(社長:杉山 武史、本社:東京都千代田区)殿に認定いただいております。
※2 H-ⅡAおよびH-ⅡBロケットでの打ち上げ輸送サービスを行っているMHI殿に、
   GYTが開発したロケット専用のリチウムイオン電池を納入しております。

ISS用リチウムイオン電池(セル)の仕様

■1.ISS用リチウムイオン電池(セル)

■2.ロケット用リチウムイオン電池

■3.HTV用リチウムイオン電池(セル)

■4.新型バッテリーへの交換のための船外活動

(提供:JAXA / Roscosmos)

■5.国際宇宙ステーション

P6トラスがHTV8号機で輸送されるバッテリーに交換が予定されている位置(提供:JAXA)



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株式会社 ジーエス・ユアサ テクノロジー 営業部  TEL 03-5402-5867








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