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「EMC/RF計測校正サービス」 EMIテストレシーバーのISO/IEC 17025:2017認定校正 CISPR16-1-1最新版(2019年版)に対応︕ 【東陽テクニカ】

2019年9月5日

~煩雑な校正依頼をワンストップで実現︕~
東陽テクニカの「EMC/RF計測校正サービス」 EMIテストレシーバーのISO/IEC 17025:2017認定校正 CISPR16-1-1最新版(2019年版)に対応︕


 株式会社東陽テクニカ(本社︓東京都中央区、代表取締役社長︓五味 勝)は自社で提供する計測機器 の校正サービス「EMC/RF計測器校正サービス※1」について、米国A2LA(The American Association for Laboratory Accreditation)よりISO/IEC 17025:2017認定範囲の拡張に関する審査を受け認められま した※2。この認定を受け、対象であるEMIテストレシーバーについて9月5日より、CISPR16-1-1:2019年版 対応の校正サービスの提供を開始いたします。

※1 EMC(電磁両立性)とRF(高周波無線信号)の計測器を中心とする機器の、
  一般校正およびISO/IEC 17025:2017認定の 校正を行うサービス
※2 EMIテストレシーバーのCISPR16-1-1:2019年版に基づいた校正への対応および疑似電源回路網(LISN)の
  校正周波数範囲 拡張についての認定。CISPRはIEC(国際電気標準会議)の国際無線障害特別委員会のことで
  1934年に設立され、一般にシ スプルと呼ばれている

<背景>
  電子機器や電子機器が搭載された製品のメーカーは、製造する製品の安全性を確保するために国際規格で 要求されるEMC試験※3を行う必要があります。この試験は第三者機関によって認定されたEMC試験サイトで 実施します。各試験サイトは第三者機関による認定の取得や維持のため、試験に使用する機器を定期的に校 正する必要がありますが、EMC試験や試験機器の校正に関わる国際規格は定期的にアップデートされるため常 に最新の情報を得る必要があるなど、試験と機器の校正にはさまざまな課題が存在します。

 当社にはEMCの国際規格の内容が議論されるIECの委員会にも参加するこの分野のエキスパートであるエ ンジニアが所属しており、規格の最新動向をいち早くキャッチし、顧客への情報提供や新しい規格への対応のサポ ートをすることができます。このような強みを活かし、当社のキャリブレーション・ラボラトリーはEMIテストレシーバーの CISPR16-1-1最新版(2019年版)に対応したISO/IEC 17025:2017認定校正を実施できる体制を早期に 整え、この校正サービスを提供できる数少ない機関として9月5日よりサービスの提供を開始いたします。

※3 電磁両立性(Electromagnetic Compatibility)試験。電子機器が電磁妨害を与えず、かつ他の電子機器や外来波からの電 磁妨害に影響されずに性能劣化や誤動作を生じることなく設計通り動作し得る能力を評価する試験

<「EMC/RF計測器校正サービス」および東陽テクニカの強み>
 東陽テクニカの「EMC/RF計測器校正サービス」はEMCおよびRF計測器を中心とする機器の一般校正と、 ISO/IEC 17025:2017認定の校正サービスで、対象の機器を一括でお預かりし校正を実施することができま す。また、当社はEMC試験機器の販売から修理・メンテナンスサポートまでを提供していることから、校正前後で 実施するシステムチェック中に機器の不具合の有無を確認し、必要な場合にはすぐに修理プロセスを開始すること ができます。機器を最新に保つためのファームウェア・アップデートもワンストップで実施でき、校正に伴う機器が稼働 できない期間(ダウンタイム)を最小にできるというメリットがあります。これは校正のみを行う機関では提供することが 難しいサービスです。
  今回のISO/IEC 17025:2017認定範囲の拡張は、当社の持つ強みの元、さらに利便性の高い校正サービ スを提供できるものになります。当社は今後も随時ISO/IEC 17025:2017認定校正の範囲を拡張し、EMC 計測器校正におけるお客様の利便性向上を目指してまいります。

【 「EMC/RF計測校正サービス」の主な特長 】
・ EMI テストレシーバーは、計測器のメーカーを問わずパフォーマンス・テストに
 基づく ISO/IEC 17025:2017認定校正が可能(フル校正オプション)
・ 校正/修理から保守/不具合調査までトータルでEMC測定システムと機器をサポート
・ ISO/IEC 17025:2017認定校正のほか、予算にあわせて一般校正も提供可能(不確かさ有/無)
・ 機器のファームウェアアップグレードも対応可能 ・ ISO/IEC 17025:2017認定の校正証明書を
 添付した代替機をご用意しており、ダウンタイムを最小に することが可能

【 製品データ 】
・ サービス名︓「EMC/RF計測校正サービス」
  EMIテストレシーバー CISPR16-1-1:2019年版対応校正
・ 提供開始日︓2019年9月5日

 東陽テクニカは、EMC試験分野で40年以上の実績があり、在籍する多数のiNARTE認定EMCエンジニ ア※4によるコンサルティングや校正/修理サービスを通じて、お客様のニーズに最適なシステムの提案やメンテナンス を実施することで、これからも電子機器開発の効率化や安全性向上に貢献してまいります。

※4 正式名称 iNARTE EMC Engineer。米国の非営利団体である iNARTE(The International Association for Radio, Telecommunications and Electromagnetics)が、1988年に創設したEMCの技術、スキルを認定するグローバルな技術資 格。

<株式会社東陽テクニカについて>
当社は 1953年の創立以来、世界最高水準の“はかる”技術の提供をコアコンピタンスとし、最先端の測定機 器の輸入販売と自社開発製品の提供によって、官公庁、大学ならびに企業の研究開発を支援してきました。技 術分野は、情報通信、自動車計測技術、環境エネルギー、EMC(電磁波障害)試験、海洋調査、ソフトウェ ア開発支援、メディカルなど幅広く、米国や中国の現地法人などを通じて世界にも提供しています。また、2016 ~2017年にかけて新しい3組織「セキュリティ&ラボカンパニー」「技術研究所」「ワン・テクノロジーズ・カンパニー」 を設立。サイバーセキュリティサービスの提供、自動運転車の開発支援、AI(人工知能)を使ったデータ解析など、新しいソリューションの創造に取り組んでいます。
 東陽テクニカは「“はかる”技術で未来を創る」のスローガンのもと、これからも産業界の発展と安全で環境にやさしい社会づくりに貢献してまいります。
  東陽テクニカ Webサイト︓https://www.toyo.co.jp/


★ 本件に関するお問い合わせ先 ★
株式会社東陽テクニカ EMCマイクロウェーブ計測部
TEL︓03-3245-1244(直通)   E-mail︓emc@toyo.co.jp
「レーダーパルス対応放射イミュニティ試験システム」サイト︓
 https://www.toyo.co.jp/emc/products/detail/id=12342
「EMC/RF計測校正サービス」 サイト︓ https://www.toyo.co.jp/emc/cal-lab/
 https://www.toyo.co.jp/emc/cal-lab/


※本ニュースリリースに記載されている内容は、発表日現在の情報です。製品情報、サービス内容、お問い合わせ先など、予告なく変 更する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
※記載されている会社名および製品名などは、各社の商標または登録商標です。








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