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SUBARUとANSYS、ハイブリッド電気自動車設計の未来へ加速【アンシス・ジャパン】

2019年8月21日

自動車業界をリードするSUBARUでは、開発プロセスの95%を自動化し、他の追随を許さない精度、スピード、コスト節約を達成

ピッツバーグ、2019年8月14日 – 株式会社SUBARU (以下SUBARU)は、同社の次世代ハイブリッド電気自動車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)向けに、他の追随を許さない安全性および信頼性パフォーマンスを達成する画期的な制御システムを開発しました。これは、 ANSYS (NASDAQ: ANSS) が提供する最先端の組込みソフトウェアソリューションにより実現しています。
SUBARUのエンジニアは、ANSYSのソリューションを導入したことで、運転者が安全に走行するために不可欠となる相互接続されたHEVシステムの運用信頼性を確保するための、きわめて高度なソフトウェアコードを素早く、そして精度高く作成できるようになりました。

HEV設計者にとって、安全性、パフォーマンス、エネルギー効率を効果的に管理して維持できる電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)の設計は最優先事項です。こうしたコンポーネントを同期して強固に統合するには、システム障害を引き起こすほどの不測の事態が万が一発生しても、ステアリングやブレーキといった安全性に関連するミッションクリティカルな機能が完全に性能を維持できるような、完璧な制御システムが要求されます。

SUBARUのエンジニアは、新しいe-Boxerシステム向けのHEV ECU組込みソフトウェアを短時間で精度高く設計して、その妥当性を確認するために、ANSYS SCADE® を活用しています。SCADEの導入により、手作業がほぼないところまでソフトウェアコード作成の効率が高くなり、開発プロセスの95%まで自動化を実現しています。その結果、生産性を大幅に高めながら、コスト、製造時間、そしてコードの最終確認工程で必要な情報管理を大幅に削減できました。

「これまでにないようなスピード、効率、そして精度で、非常に複雑なECUソフトウェアコードの全作成工程を推進させる上で、ANSYS SCADEはきわめて重要な役割を果たしています。SCADEの導入によって当社の開発自動化は15%向上し、新しいECU技術のイノベーションの促進と製品化までの時間の短縮につながったことで、競争上の大きな優位性を手に入れました。」
(株式会社SUBARU、電子技術部、パワーユニット電子技術五課、川上裕司氏)

「ANSYS SCADEは、膨大な行数のソフトウェアコードで構成され、非常に厳しい業界規制への準拠が要求されるECUの複雑な開発プロセスをコスト効果の高い方法で自動化するための業界をリードするクリティカルなツールです。SCADEを導入すれば、常に最高レベルのパフォーマンスでHEVが走り続けるような精度と信頼性が高いミッションクリティカルなコードを作成できるようになり、SUBARUも業界リーダーとしてHEV設計の最前線を担い続けることでしょう。」(ANSYS、バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー、システムビジネスユニット、Eric Bantegnie)

ANSYSについて
ロケットの打ち上げをご覧になったり、飛行機で空を旅したり、車を運転したり、橋を渡ったり、PCを使ったり、モバイルデバイスの画面にタッチしたり、あるいはウェアラブルデバイスを身に付けたりされたご経験はおありでしょうか。それらの製品は、ANSYSのソフトウェアを使って生み出されたものかもしれません。ANSYSは、工学シミュレーションの世界的リーディングカンパニーとして、今までにない優れた製品の誕生に貢献しています。最高水準の機能と幅広さを備えた工学シミュレーションソフトウェアの提供を通じ、ANSYSは、最も複雑な設計上の課題であっても解決を支援し、製品設計の可能性を想像力の限界まで押し広げています。1970年に設立されたANSYSは、本社を米国のペンシルバニア州ピッツバーグ南部に置いています。 詳細は、 www.ansys.comをご覧ください。

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