ブラジルにおけるポリプロピレン自動車材事業　新会社設立について【三井化学】

2012年5月14日

㈱プライムポリマー（社長：大多和保彦、以下「プライムポリマー」）は、ブラジル連邦共和国のコンパウンド会社であるProdumaster Indústria e Comércio Ltda.（以下「プロデュマスター社」）の出資持分の70%を取得し、同社を母体とする新会社「Produmaster Advanced Composites Indústria e Comércio de Compostos Plásticos Ltda.（以下「プロデュマスター・アドバンスト・コンポジッツ」）を設立いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1．新会社設立の目的

プライムポリマーは、2011年度中期経営計画において、ポリプロピレン（PP）自動車材事業を、世界トップを目指す「成長事業」として位置づけ、各極での早期事業拡大を図っています。特に、高成長が期待される南米市場での事業強化を、重要な戦略課題の一つとして位置づけています。
一方、プロデュマスター社はブラジル第3位の規模を誇るコンパウンド製造・販売会社であり、PP自動車材事業において10年以上の実績を有している会社です。同社は自動車メーカーが集中するサンパウロ州の本社工場（所在地：マウア市）と、北東部のバイーア州の50%出資子会社Produmaster do Nordeste Ltda.（所在地：カマサリ市）の2拠点体制で、55千トン/年の生産能力を有し、大手自動車メーカーに製品を供給しています。
今回の新会社の設立により、プロデュマスター社の持つ同地域での事業ノウハウと、プライムポリマー保有技術のシナジー効果を発揮し、南米市場におけるプレゼンスを高め、PP自動車材事業の更なる強化・拡大を図ってまいります。