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ドライブ・レコーダやヘルメットの強い衝撃を検知する新しい加速度センサを発表【STマイクロエレクトロニクス】

2012年5月10日

3次元で最大400gの衝撃を検知する新しい低消費電力加速度センサ

エレクトロニクス分野の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的半導体メーカーで、コンスーマ・携帯型機器向けMEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)の主要サプライヤ(1)であるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、3軸全てにおいて非常に高い加速度を検出する超低消費電流のMEMSセンサを発表しました。STの加速度センサH3LIS331DLは、自動車用ドライブ・レコーダから医療用モニタ装置およびスポーツ用品まで、スペースや消費電力に制限があるアプリケーションで、最大400g(2)までの衝撃を正確に検知することができます。

高g衝撃を検知・測定するニーズは、幅広いアプリケーションに存在します。
既存の高g衝撃検知ソリューションは、多くが消費電力の大きい1軸 / 2軸の「エアバッグ型」センサを使用しているのに対し、STの新しい高g加速度センサは、3軸での高い精度と、バッテリ駆動アプリケーションに最適化された超低消費電流を実現しています。

低消費電力かつ高精度の高g衝撃検知デバイスは、携帯型医療機器や衝撃の大きなスポーツ(アイス・ホッケー、アメリカン・フットボール、自動車レース等)における衝撃モニタの新たな可能性を開きます。STの高g加速度センサにより、ドライブ・レコーダや貨物監視システムの衝突監視能力を大幅に改善できる他、家電製品の耐衝撃保護機能を強化することもできます。

3軸のモーション検知が可能な高g加速度センサは、±100gから最大±400gまでの検出範囲を選択することができ、時間および温度に対する非常に優れた安定性を実現しています。加速度データはデジタル信号(12bit)に変換された後、標準プロトコル(SPIまたはI2C)に基づき、高い信頼性で専用マイクロコントローラに送信されます。

H3LIS331DLは、すでに数億個出荷され業界標準デバイスとなっている加速度センサLIS331DLxの低消費電力インタフェースを搭載しています。

現在、STの高g加速度センサは入手可能で、2012年第2四半期末までに量産を開始する予定です。単価は、1000個購入時に約5ドルです。大量購入時の価格については、お問い合わせください。

(1) IHS iSuppli社「H2 2011 Consumer and Mobile MEMS Market Tracker」2012年2月
(2) 人間は、瞬間的に数百gの局所的な加速度に耐えることが可能ですが、約10gを超える加速度が持続した場合、致命的または回復不能な損傷に至ることがあります。

STマイクロエレクトロニクスについて

STは、Sense & Powerおよびマルチメディア・コンバージェンス分野の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。
エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2011年の売上は97.3億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。

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