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企業向けの回路性能の最適化と教育分野での回路設計教育の向上を実現するNI Multisim 12.0を発表【日本ナショナルインスツルメンツ】

2012年5月9日

ニュースハイライト

最新バージョンのMultisim回路シミュレーション環境は、従来の回路シミュレーションの複雑性を直感的かつグラフィカルな手法で抽象化する、回路設計および電子工学教育に特化したパッケージです。
Multisim 12.0は、高度なシミュレーションや解析機能によって、設計フローの早い段階で回路性能を最適化するため、試作時の反復作業を最低限に抑えられます。
Multisim 12.0教育版は、学生および教育者向けの独自の対話式回路設計教育環境で、理論から実験への移行をスムーズに行えます。

日本ナショナルインスツルメンツ㈱(本社:東京都港区、代表取締役:池田亮太、以下日本NI)は5月9日、回路設計および電子工学教育向けのソフトウェアの最新バージョン、「NI Multisim 12.0」を発表いたします。Multisim 12.0は、業界標準のSPICEシミュレーションに基づいており、使いやすさを考えて最適化されています。

Multisim回路シミュレーションツールは、NI LabVIEW(グラフィカル開発ソフトウェア)で開発されたカスタマイズ可能な解析機能、業界標準のSPICE解析機能、および直感的な計測器で構成されています。エラーの発生や試作時の反復作業を最低限に抑えられるため、設計性能を向上させることができます。Multisim12.0では、LabVIEWとの統合が初めて可能となったため、アナログ・デジタルシステムの閉ループシミュレーションを実現することができます。これにより、デスクトップでのシミュレーション段階を終える前に、FPGAデジタル制御ロジックやアナログ回路(電力アプリケーションなど)を検証することができます。また、Multisimでは、レイアウト・ルーティングやラピッドプロトタイピングのニーズを考慮して最適化されており、試作検証用のNI再構成可能I/O(RIO)FPGAプラットフォームやPXIプラットフォームなどNIハードウェアとシームレスに統合します。

Multisim 12.0教育版には、教育向けの機能が搭載されており、ハードウェアとの統合や実践的なテキストで教育をサポートします。この統合システムでは、対話式で実践的に回路動作の検証を行えるため、回路理論を強化することができます。また、新機能により、学生はメカトロニクスや電力、デジタルカリキュラムのトピックについてより理解を深められ、工学教育全般にわたって単一環境を利用することができます。Multisimはすでに教育機関で広く普及しています。専門学校や大学でMultisimを選択する理由は、対話式コンポーネント、シミュレーション駆動型計測器、そして、NI ELVIS(NI Educational Laboratory Virtual Instrumentation Suite)およびNI myDAQ教育用ハードウェアプラットフォームとの統合が優れていることが挙げられます。

コメント

ナショナルインスツルメンツのプロフィシェンシープログラムのディレクターであるデーブ・ウィルソンのコメント
「プロになった時に使用するツールと同じものを学生が使えるようにすることで、工学を難解極まりないものや理論上だけのものにならないようにします。Multisimの最新バージョンでは、強力な機能を直感的な方法で使用できるため、企業においても教育機関においても、ユーザはツールよりもアプリケーション自体に焦点を絞ることができます。」

製品の特長

Multisim 12.0:21万6,000円(税別)から
MultisimおよびLabVIEWを使用したアナログ/デジタルアプリケーションのシステムレベルでの閉ループシミュレーションで設計時間を短縮
電気機械モデル、AC/DC電力変換器、スイッチモード電源など、新しいデータベースの機能向上が電力アプリケーションの設計に最適
アナログ・デバイセズ社、ナショナルセミコンダクター社、NXPセミコンダクターズ社、およびフィリップス社の2,000種類を超える新しいデータベースコンポーネントが使用可能
90種類を超える、精密なピン配置のコネクタによってNIハードウェア用のカスタム設計を容易に行える

*この製品は、代理店の㈱エヌエフ回路設計ブロックが販売します。


Multisim 12.0教育版:6万3,000円(税別)から
新しい精密なピン配置のコネクタをNI myDAQなどのNI教育用ハードウェアに使用し、学生のプロジェクトや設計をよりスムーズに実行
新しい電源/機械コンポーネントはメカトロニクスおよびパワーエレクトロニクスの理論の教育に最適
最新のXilinx FPGAツール対応(12.xおよび13.x)でデジタル理論のカリキュラムがさらに充実
研究室のデスクトップでLabVIEWを使用したアナログ/デジタルシステムレベルのシミュレーションを利用し、制御、エネルギー、電力、およびメカトロニクスの理論を教育することが可能

関連リソース

製品ページ : ni.com/multisim/ja/
Multisim 12.0プロフェッショナル版のWebイベント : 回路設計の性能を最適化する方法
Multisim 12.0教育版のチュートリアルおよびビデオ : NI MultisimとNI ELVISを使用してアナログ回路の概念を理論から実験へ移行して教育する

http://zone.ni.com/devzone/cda/tut/p/id/13599/


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