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電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』10周年【三菱自動車工業】

2019年6月5日

三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、取締役会長CEO:益子 修、以下三菱自動車)は、世界初の量産型電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』を発表してから本日で10周年を迎えます。三菱自動車が走行中のCO2を含めた排出ガスを発生しないゼロエミッション車である電気自動車(EV)の量産と販売を世界に先駆けて発表し、これを機に自動車業界が大きな転換期を迎えました。

『i-MiEV』は、発売以来その環境対応性能、静粛性、走行性能、経済性などが評価され、環境意識の高いお客様のみならず、各国・各自治体での公用車、パトロールカー、タクシー、レンタカーなど幅広い用途でご活用いただいてまいりました。また、災害時には、燃料供給の途切れたガソリン車に代わり物資・人員輸送に活躍するなど高い評価をいただいております。

2011年には『i-MiEV』のパワートレインを商用車に展開した、軽商用電気自動車『MINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)』を発売いたしました。今秋より日本郵便株式会社へ集配用車両として1,200台の順次納入を予定しています。温室効果ガス排出量の削減を目指す日本郵便の環境マネジメントの推進にも寄与し、軽商用車として十分な一充電走行距離とミニキャブならではの広い荷室による積載性を評価されています。

『i-MiEV』と『MINICAB-MiEV』は販売開始以降、累計31,000台以上(2019年4月末時点)が販売されております。

また、『i-MiEV』の開発は、2013年1月のプラグインハイブリッドEV『アウトランダーPHEV』の発売につながりました。『アウトランダーPHEV』は電動モーターとガソリンエンジン両方の特長を併せ持ち、世界で最も売れているプライグインハイブリッドSUV(2018年12月末時点 JATO Dynamics Limited調べ)となっております。

近年、環境意識の高まりを背景に電気自動車の活用がますます期待されております。当社は、これからも人、社会、地球、自動車がよりよく共存する時代のリーディングカンパニーとして、EVやPHEVの技術革新を進め、V2HやV2G(Vehicle to Grid)など次世代を見据えた新しい価値の提案に取り組んでまいります。

【 i-MiEV について】

『i-MiEV』の特長は、16kWh大容量リチウムイオンバッテリーと小型高効率モーターです。フル充電で164km(JC08モード)走ることができ、コンパクトな車体は市街地での走行に最適です。すっきりした車内は4人で乗車しても十分な広さがあります。「2009-2010 日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞-Most Advanced Technology」を受賞したほか、パワートレインと電池を制御する、車両統合制御システム「MiEV OS(Operation System)」では、2009年10月にNPO法人「日本自動車殿堂」が選定する「2009~2010日本自動車殿堂 カーテクノロジーオブザイヤー」を受賞しております。
また、2012年には前年発生した東日本大震災の経験から「MiEV power BOX(ミーブパワーボックス)」を発売しました。車に蓄えた電力を取り出し、家電製品等への電力供給を可能にするもので、EVが蓄えた電気を家庭用に有効活用するV2H(Vehicle to Home)の礎となりました。

【当社EV開発の歴史について】

三菱自動車のEV研究開発は1966年に始まり、これまで53年の歴史があります。この10年では、リチウムイオンバッテリーの性能向上や、電気自動車用急速充電規格であるCHAdeMOや、普通充電規格Type1などといったEVへの充電方法の発展、規格づくりにも貢献してまいりました。このような取り組みにより、走行距離の拡大、充電インフラの整備も進み、電気自動車はますます実用に適した身近な存在となっております。








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